【読み終わるのが結構さみしいやつと、会話がないと割とさみしいやつ。】
〇むかし昔あるところに。
「全部読むのが、もったいないよ。」
「…?」
「だめだぁ~」
「?」
「やっぱり笑っちゃう (*´艸`*)」
「??」
◯なにやら一方的に喋っておりますね。|д・)…?
「…?」
「つづきが読みたいよお〜」
◯???
「さっきから何なの。」
「さっきから何なのと、言ってくれるのを待っていたの。」
「・・・。そう、」
「そっぽを向かないでぇ、これを見て(;´Д`)」
「何なの。本?」
「本。」
「漢字よめないの?」
「ちがうよ!うれしいの、この本が読めなくて。」
「はっ?」
「なかなか進まなくて。うれしい嘆きだよ。嘆きのブックカバー。」
「・・・。そう、」
「どういうことって聞いてよ。ねえ〜(;´Д`)」
◯相手するのたいへん
「何なの。本でしょ?」
「うん。この本、『短編』ね。なかなか前に進まないの」
「それはつまり『長編』ということ?」
「短編と言ってんじゃん!話、聞いてよっ。」
「感情の起伏がはげしいなあ。」
◯… ┐(´д`)┌
「珈琲、飲むけど、いる?」
「いる。だって、おもしろいんだもん!どうしよう。わくわくする。つづきが気になるぅ〜。読もうかな?やめようかな。」
「読めば?」
「もったいないじゃん!こんなにおもしろいのに!」
「は?」
「読み終わったら、どうするのさ」
「どうするって、」
「さみしいじゃないか。」
◯なんだそれ、
「また新しいのを読めばいいじゃないか、はい。(珈琲どうぞ。)」
「あ、ありがとう。」
〇れっつ・食後の一服 (・ω・)ノ 熱いから気を付けてね。…淹れるの早くない?
「そんなに次から次へと自分の心にフィットする作品に上手く出会えると思わないでよねっ。人じゃあるまいし、とっかえひっかえ。」
「人でやる方が問題だろう、」
◯ごもっとも。
「こういうのは縁なの。」
〇それは人もだぞ。
「じゃあ、やめれば?ゆっくり読めばいい。」
◯なにか、探しているの?
「そんなの、やだよ!おもしろいんだからさあ!」
「…何なの。さっきから。」
「感情の起伏をヘッドバンギングさせてみた。」
「・・・そう。」
「めんどくさいとか、言わないでよおお。」
「言ってない。言ってない。思っただけ、」
「言葉というのは、発しないと伝わらないよ。」
「…そう。そうだね。」
「発しなくても伝わってんじゃん、とか思わないでよおお。
ねええ (;´Д`)」
「思ってない。思ってない。言うのをやめただけ」
◯懸命だな。
「『言うのを“やめた”』なら、思っているじゃん。」
「ああ、うん。その、」
「めんどくせぇなとか“思わない”で。思ったとしても、口に出してまで言わないでいてくれて、どうもありがとぉぉうう。」
「…ああ。うん。…うん。」
◯なんだ、こいつ。
「自己完結してくれてよかったよ。その、急に始まる感情の起伏さ 」
「ヘッドバンキング。」
「それやめてもらえる?」
「だって、今ちょっとこの本を読んで やっぱりおもしろいなあって。テンションがあがったから。」
「本当にもう‥」
◯…┐(´д`)┌
「呆れないでよお〜。
ねえ。どんなお話か知りたい?」
「いや、別に。」
「知りたいくせに」
「別にいいって。」
「どんなお話か言いたい。でも続きが読みたいから、今はちょっとごめんね。(いそがしくて、)手が離せないのよ。わるいけど 後にしてくれるぅ?(超・生意気)」
「はぁ!?」
◯…ー(╯°□°)╯︵ ┻━┻
「だったら話し掛けなくていいよ。」
「え、話しかけてほしくないの?かまってほしいでしょ?かまってちゃんだよね。」
「どっちがだ、」
◯本当だよっ
「そんなに顔を顰めないでよ。顔を顰めたり、目を細めたり。
そういうのを繰り返しているうちに。本当に『楽しいことが起こった時』に、笑うと目が細くなっちゃって。実際に。目の前が、本当に。見えなくなっちゃうよ。それが転じて【お先真っ暗】という意味だよ。」
「…おぉ。」
「ちがうだろーー!!とか言ってよ。 ねええ。」
◯いつぞやの議員?
「待たれると言いたくないというのが人の真理さ。
┐( ‾▿‾)┌」
◯なんだそのアメリカの
ホームドラマのような態度は。
「でも不思議だよね。」
「なにが、」
「本を読めば読むほど、口に出したり 思うことすらも いけなさそうな『感想』がふつふつと湧き上がってくるんだよ。どうしたらいい?」
「ふつふつ?」
「でも知っているんだ。」
「ならば訊いて来ないでよ。」
〇本当、ごもっとも。
「—世間はそれを人間性と呼ぶんだぜ!—
〜ヽ(*´∀`)ノ♪」
〇このお調子者め…
「…おぉ。あ、うん。自己完結してくれてよかったよ。本当に。」
「文は人なり。人が、何人も間に入って。
フィルターを掛けていても、フィルターを掛ける にんげん そのものが『おかしい』から。おかしな にんげんに、まともな事をたまに言わせたりするから、またいとお菓子だったりするんだよ。」
「…アルフォート。」
◯頭に浮かんだお菓子を言うでないっ。
「世間はそれを人間性と呼ぶんだぜ!」
「ポイフル。」
「は?」
「…あ、ごめん。うん。そうだね。」
◯もう相手しなくていいよ(;´Д`) お口が、お菓子の口になってんじゃん。分かったぞ。さては、なむか ごそごそと。お菓子を探しているな?
「やっぱり続きを読もうかなあ。」
「だから、何の本?クッキーいる?」
「だから、短編。…いる!」
「だから、だれの。チョコといちご。どっち?」
「言えない。選べない。一個ずつ。」
「はっ? …ん。(じゃあこっち開けて。こっち開けるから。)」
「言いたくない、高そう。貰ったの?」
「んんん? うわ、いちご。開けたらめっちゃいちごの香りする。」
「すご。今こっちまでふわっと、(香りが)きた。
…読書くらい好きでいさせてよっ。(ʘᗩʘ )」
「感情の起伏どうなってんだよ。」
「ヘッドバンキング。」
「十分、それ以外の事も のびのびしていると思うよ。」
「やっぱり栄養剤だよねー 」
「聞いてないし」
◯つまんだクッキーを眺めて言う。
「食べ物でもさ。すごく高級で良いものは、ちょっとだけでいいじゃん?あれと一緒だよ。良き短編というのはさ。」
「あまり量を、食べられないってやつ? うまいな。」
「まあ、そんな感じ。ね、おいしいよね。」
◯本筋と副筋でばらばらに会話すな( ̄▽ ̄;)
「どれ見してよ、」
「やだ!私のユメノセカイに入って来ないで。進入禁止。不法入国っ!」
「それ、さっき『どんなお話か言いたい』とか言ってたやつが言うことかっ。」
「いま、どんな気持ちか言い当てようか。」
「うん?」
「『ちがうだろーー!!』」
「・・・。ε- (´ー`*)フッ」
「… ┐( ‾▿‾)┌ 」
◯…。
クダラナイコトガスキー戯曲。
【読みたいけど、読めなくて。】
日本語訳:小林栄。
【読み終わるのが結構さみしいやつと、
会話がないと割とさみしいやつ。】
脚色:シノダおれんじ。
【大舞踏会のあと。】
〜エンディング〜
じゃがりこ パイの実 あっさりショコラと
ぱりんこ ハイチュウ ヤンヤンつけボ〜
ポイフル♪
あれも、おいしい(๑´ڡ`๑) これも好きなの。
『…先にご飯を食べなさい。』
ワハハハ ワハハハ それ、お菓子
ワハハハ ワハハハ そりゃあそうだ (はいっ)
ワハハハ ワハハハ いとおかし ლ(´ڡ`ლ)
おわり。
《参考思考》
(わるいこころを大いに育んだ御本たちのエトセトラ。※どこかに某かの正解はあります。)
人に声に出して言うほどの事でもないこと。
それすなわち、わざわざ活字にして、
つぶやくような事でもないこと。
それ、すなわち。―お戯れ―
(※どこかに今回の作品のような。それっぽい某かの、
物語の元素はありますが。あまりにも膨大なので
覗くのはお勧めしません。ならば何故、載せたと 訊かれたら。
一行目からつらつらと徒然ることが出来た訳ではないということを
『次の自分』に残しておこうという、ただの自己満足です。
自己満足でもオリジナルを貫こうとするおろかものの名残です。
ヒントは、必ず目の前にあり、現れてはすぐに消える元素を。
原子を集めて集めて。(まるで落穂拾い。)
やがては分子を。これまた集めて集めて
ふくらまして。削って、熟成させて。
幾重にもかさなるミルフィーユにして
状態変化を起こして(時々、音声となり、)
また壊して壊れて、
いつもどこかにコントの正解はあります。)
おわり。
またあそぼうねえ〜♪ヽ(*´∀`)ノ