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9/29のわたし(日記)

こんにちは、華です。

10月が来てしまう。やばいやばいと思いつつ、エンタメ摂取が止まりません。

29日に摂取したエンタメをざっとご紹介して、今夜は寝ます。

マギー・スミスが頑固な差別主義者として出演。
インドで老後を過ごすうちに、
新しい生き方を覚え……?
という内容。
マギーと同い年のジュディ・デンチ主演。
ハートフルな物語です。

「生きるというのは【権利】ではなく、【恩恵】なんです」というセリフが刺さりました。
原作が発売された当時、
アメリカでいちばん売れたという本。
気になるタイトルに込められた意味が、
想像していたよりもずっとシビアです。
虐待、育児放棄、差別、偏見から来る
生きづらさを描きつつ、苦しい場面も挟みながら、
ある意味解放的な終わりへと向かうストーリーは秀逸。
観てよかった。
湿地の風景がびっくりするほど美しい。
言わずもがなの大人気作。
マギーが出演しているので再視聴していますが、
なんでだか、昔観たときよりずっとずっと面白い。
若い頃のわたしは異常にリアリティなものを求めていた
ため、こうしたファンタジーを観て面白いとは思っても、
夢中になることはありませんでした。

自身のデビュー当時の作風もリアル寄りで、
いまも得意としていますが、
ハリポタぐらい熱量の高いファンタジーは
大人になっても……いや大人になればなるほど
楽しいのかもなあとか。
信じてみたい夢や、ああなったらいいな、
こうなったらいいなみたいなことが
いっぱい詰まっている作品です。
友情、勇気、愛と夢。

今度またロンドンに行くことがあれば、
聖地巡礼したい!
想像することの楽しさを教えてくれる名作です。
SNSで流れてきて気になり購入。
羽田さんの本、はじめてです。

ミニマリストを追求する男性主人公は、身軽な生活を目指して様々なものを削ぎ落としていきます。
しかし、「捨てる」という行為の裏には理由があり……?
読みやすい文体でさくさく進みますが、
いろいろ考えてしまう。

「楽って、そんなに楽してなにがしたいの?」
という本文にハッとしました。

「もっと楽な生き方を!」とか、「楽な選択肢を選ぼう」
という文言をあちこちで見かけるたび、
「それってどんなの? つまり日々の積み重ねをやめて、
受動的になろうということか?」
と懐疑的でした。


苦労したぶんだけ報われたいと思うのは当然。
でも、単なる苦労話は煙たがられるだけで、
余分なステップを踏んでものづくりしたい
わたしのような人間は生きづらい笑


そうしたことを羽田氏はお説教感を滲ませることなく、
エンタメとして昇華させています。とにかくうまい。

羽田氏のインタビューで印象的だったのが、
「どこかで見かけた他人の言葉を借りて自分を語る
ようになると、いつか自分自身がなくなる」
という言葉。
肝に銘じます。
本作かはじめての羽田氏作品でよかった!

すべて100点満点の名作揃い。
日頃、エグい作品ばかり楽しんでいて肩身が狭いのですが、今日の作品はたくさんのひとにオススメできます笑

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
また書きます!




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