そして僕は日常に帰る。~手帳の佇まい(38)
誰でも思い悩むときがある。
人間だから当然。
そのようなとき、僕は手帳を開く。
丁寧にページをめくり、
今の自分にふさわしいメッセージ、
フレーズを探す。
そこに答えがある。
「これだ、これっ。そうだよな」
と納得し、冷静さを取り戻し、
僕は、日常に帰ってゆく。
自分に必要なことは、
全てこの手帳の中にある。
日頃から手帳を
そういう状態にしておくこと。
自分独自の、
執着しやすい思考や思い癖。
自分がモヤモヤする原因となるもの。
そういう煩悩への処方箋を
日頃から手帳に書き込んでおく。
それは自分だけの行動規範。
「そういうとき、こう考えれば良いのだ」
という知恵の宝庫にし、
自分の脳にフィットする言葉、
そのいっさいがっさいを、
発症頻度が多い順に収めておく。
論語や菜根譚からの引用でいい。
武者小路実篤でも山本五十六でも、
ジェームス・アレン、
リチャード・カールソン、
小林静観さんや斎藤一人さんなら
名言が多い。
家族や友人からの言葉、
恩師からの至言でもいい。
システム手帳だからこそ、
自分の成長に合わせて、
リフィル(ページ)の順番を変えられる。
全てに感謝し、
今を楽しむ自分に帰る。
手帳は、我が暮らしの拠り所。
手帳を読めば、
自分という人間が何者なのか、
最も良くわかる。
読み返しては、立ち上がる。
希望と成長への扉を開き、
背中を押してくれる手帳。
熟成させていきたいものです。
心も手帳も。
今日もお読みくださり
ありがとうございました。
良い一日になりますように。
深謝にて。