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#アニメ感想文 劇場版最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

※ ↓ 公式サイト


観た。

あらすじ

日本と世界の警察組織の防犯カメラシステムを繋ぐ新しいAIの顔認証技術システム東京八丈島近くの海中に設置され、本格運行を予定していた。
時を同じくしてコナンや博士、少年探偵団らお馴染みのメンバーたちは八丈島でホエールウォッチングを楽しむ。
世界中の凄腕コンピュータエンジニアたちが日本の新しい海中施設に集結し、まずEUの犯罪捜査機関とシステム接続を開始する予定であった。
しかし、直前に黒の組織がEUの関係者に対して事件を起こしていたことが分かり・・・?

(かなり私なり)

海洋施設が現実にも?

防犯カメラの新しいAI顔認証システムということで、そのデータを処理するのにに電力消費量がすごく大きいので、コンピュータのサーバーセンターのハードが熱くなってしまうので、

データセンターって碑文っぽくないですか?
未来人から見たら今の人が謎の遺跡建造物や墓石を見るみたいに思いそう。

それを冷やすために海中の水を使うから、
データセンターの施設を海中に設置する
っていうアイデアがなんか未来的でカッコイイ!

↑ でも、もうマイクロソフトが現実にやってるっす!(しかも2018年~やってた)

知らんかった。しかもそのアイデアうまくいってるし!すごい!

最新のAI技術という自然とかけ離れた人工的な機械を、大自然の冷蔵庫である海の水で冷やすっていう発想が現実に成功しているのがなんか、
人類が一見逆走しているようで、実はちゃんと自然に近づいていく神秘って感じがします。

別に顔認証システムとか防衛関係のややこしそうなやつでなく、
日本もリアルに鈴木財閥的な民間企業の何か施設が海中にあったら面白そう。

トヨタのウーブンシティみたいに、海中未来都市とかあったら面白いのに~とか思ったけど、

そう思いながらエンドロール見てて、
清水建設さんが協賛?スポンサーで入っていたけど、そういえば清水建設さんってリアルにそういう計画あったよな、と思い出した。 ↓

ワクワクする~!
こういう夢がある未来っぽい、実在する企業の計画見て色々妄想するの好き。

コナン映画定番シーンのあれ

(ネタバレと言うほどでもない)

  • 少年探偵団の「(コナン君、)行~っけ~!!!」

→今回もあり。いちばん好き。

ここは毎回あゆみちゃんが音頭であって欲しい。

言われた後、毎回コナン君は信じられないアクションを成功させる。

トム・クルーズよりジャッキー・チェンよりヤバい帝丹小学校1年生。

毎回もう分かっているのに「えぇ~?それはさすがに・・・」とコナン君(と蘭。最近安室もヤバい)のアクションシーンにリアクションするの好き。

  • 博士のダジャレクイズ

→あり。

  • 子ども声優体験の方の声

→毎回映画を観ながら「あった」と認識するのが好き。
でも今回全然記憶にない(上手い子たちだった・・・?)。
たぶん八丈島のホテルでコナンたちがご飯食べてる時にあった?

今回コナン君が使用する阿笠博士の発明品グッズ

  • キック力増強シューズ(定番)

  • ボール射沸ベルト(映画で一番活躍してる。定番)

  • 麻酔銃(定番)

  • スケボー(映画でより活躍してる。定番)

  • 小型酸素ボンベ(『ジョリーロジャー』以来。改良版)←個人的にこれ一番欲しい!

  • 水中スクーター(30メートル潜れる)

はあったと思う。

すみません、あと今回大変重要なシーンのあった

追跡メガネ!!!
(※予備含む)

映画鑑賞前の予習

Spotifyで聴けるANIZONE(アニゾーン)というポッドキャスト番組

4月は「劇場版名探偵コナン『黒鉄の魚影(サブマリン)』特集」(全4回)があり、

高山みなみさん(コナン)
山崎和佳奈さん(蘭)
林原めぐみさん(灰原)
緒方賢一さん(阿笠博士)
ら、コナンシリーズメインキャラ声優さんたちと、

劇場版『ゼロの執行人』も監督を務めた立川譲監督

のこれまでのシリーズや『黒鉄の魚影(サブマリン)』に関するトークが聞けます!!!

これを聞いてから今回の『黒鉄の魚影(サブマリン)』を観に行ったので、私(ネタバレ全く気にしない人)は面白さが倍増したと思います。

というか、博士役の緒方さんが現在81歳というのにマジでビビった!!

この番組で話しているのを聞いても、私が知ってる81歳と全く違う!
ありえん若すぎる!

確かに30年近くも博士をやっているんだからそうなりますよね。
博士の逆みたいです(阿笠博士は52歳。逆に・・・)

聞いて観に行くのマジでおすすめです!

(※絶対ネタバレ無しで観たい人は「ところによって耳を塞いで下さい」と高山さんも言われています)

これまでの復習

今回のための復習でそれ以前のコナン映画を観過ぎた。

最初は映画を観に行く前のこれまでのシリーズ内容おさらいの気持ちだったが、
内容を結構忘れてたから「あれなんでだったっけ?」とか観出したら次から次へと毎日ちょこまか色々観てしまった。

↓ 観た回(※略記)

  • 『ベイカー街の亡霊』=ノアズアークのやつ。

  • 『ジョリーロジャー』=今回の『魚影』と博士道具繋がりあり。

  • 『沈黙のクォーター』=雪山。

  • 『11人目のストライカー』=リアルJリーグサッカー選手出演。

  • 『業火の向日葵』=ゴッホの向日葵。キット回。

  • 『異次元』=アメリカ軍とFBI。

  • 『純黒の悪夢』=観覧車ぐるぐる。安室と赤井活躍。天海祐希さん。

  • 『ゼロの執行人』=安室回。

  • 『ハロウィンの花嫁』=安室と警察学校メン、公安回。

初期作品はよく覚えているので、なんとなく忘れてる気がした真ん中らへんから直近作品を観た。

見返し過ぎて話がごっちゃになって、感想を書こうとした時「これって今回の話だっけ?」と混乱した。

感想

①今回は哀ちゃんと博士

哀ちゃんがこれまでの劇場版で脇役に徹している時の
「ったく、世話が焼けるわね。江戸川くん」
みたいな雰囲気のところ大好きでした。

(例)『11人目のストライカー』
で他の探偵団の面々が蹴ったボールを最後に哀ちゃんがコナンに蹴ってパスするシーンで、哀ちゃんがボールを足で「ポンッ」って御すところとか。

こういう感じ(版画みたいになった)。

でも、今回の劇場版では哀ちゃんメインという!

そして、哀ちゃんの性格の悲観的な悪い癖が出てた。

哀ちゃんが「江戸川くん、私はもういいから」みたいな悲観的行動をとると、
視聴者の私から観れば「どうせコナンが毎回なんとかしてくれるんだから~余計なことしないで!」と思ってしまうんですけど、
実際にその状況に置かれたら、
「周りの大切な人たちの為に自分はもういい」って人もいるのでしょうか。

自分はたぶん必死過ぎてそんなこと考えつきもしないと思います。

でも昇華しないハッピーエンドより、破滅的バッドエンド派だから哀ちゃんタイプ??(いや、キャンティに近いかも。それと今回出てくる新たな黒の組織の・・・)

あといつも劇場版ではおちゃらけ憩い時間を提供してくれていた博士も、
哀ちゃんメイン回ということで、過ごした時間の分だけ他の子どもたちとはやはり違う、特別な二人だけの絆の片鱗を見せています。

②大好きだけど、良いとこ毎回持ってくシュウ

ネタバレはなるべくしたくないですが、
毎回サポート的なのにサラっとすごいことをこなして去って行く。

やっぱり何事もスキルを持ってると活躍できるのかな。

良いとこ持ってく男。

コナンとか安室も好きだけど、赤井さんってなんでいつも全く焦らんのか?いつも絶対に冷静すぎて、こういう人憧れる。

『純黒の悪夢』『ゼロの執行人』と前回の『ハロウィンの花嫁』でかなり安室透に傾いていましたが、

やっぱりシュウ!

③コナン登場人物たちのラブコメシーン

昔より明らかに増えましたよね。
私はコナン登場人物たちのラブコメシーンがなんか苦手だ。

でも今回Spotifyの『アニゾーン』を聴いたことによって、
劇場版のラブコメシーンはなんと、青山剛昌先生が自ら積極的に描いていると知った。

なぜ苦手なのかと思ったが、それはたぶんちょうどコナンが私の年くらいにスタートして、今の私の年齢は新一や蘭を超えて、たぶん今は警視庁の面々とかくらい?になっているけど・・・、

でもいつまでも大人になっても自分がコナンを観る時は、”少年探偵団の目線”からになってしまうからかもしれない。

ちょうど自分の年くらいに始まって、観続けて、今も続いている特別な作品。
コナンという長寿シリーズだからこそ感じる感覚。

だからなんか大人たち(新一や蘭もいまだにそう感じる)の恋愛って「なんかキモい、見たくない」子どもの頃のあまのじゃく心理(人による)が働いている気がする。

あと、そもそも私は「お気に入りのドラマの最終回は観たくない」症候群という、ねじれた思い入れの持ち主なので、

たぶん登場人物たちの恋愛が発展することによって、コナンシリーズが終了してしまうのではないか?という無意識の不安
によって「発展するな!」と思ってしまう気がした。
(『いいとも』の最終回観たくない!の時に感じた不安感というか)

④動員数・興行収入記録がすでに歴代最高ペース

コナンの劇場版が毎年興行収入で前年を塗り替えるヒットぶりになっていったのは、自分くらいの年代がちょうど自由にお金を遣えるようになってきた頃だったんで、そういうのも関係しているのかな?と思った。

かつて毎年ゴールデンウイークに劇場版コナンシリーズを観に行くのが定番だった子どもたちが大人になって
今度は自分たちのお金を遣って友だちや新たな家族と共に観に行く。
だから興行収入も右肩で上がっていったのかな?と。

もちろん安室透という新たな魅力的なキャラクターの登場もかなりでかいと思うけど、

なんかそういう背景もある気がした。

あと、

⑤劇場版コナンシリーズの主題歌

もかなり大きい要素!

今回のスピッツさんの曲も「コナンとスピッツさんってイメージないなぁ」と思っていたけど、終わってみて流れてくると自然とスッと馴染む。

草野さんの歌声って、全然主張が激しくなくてむしろ控え目なのに「これって草野さんだよなぁ?」と想定していないところで聴いても必ず思わせる唯一無二の不思議。

(この漢字の読み方分からんと思って調べたら ”ひれ” だった・・・。今までこの漢字見た記憶がない)

あとはやっぱB'zさんが劇場版のコナンだと自分の中でしっくりくる。
(※今回の『魚影』では関係ないです)

『純黒の悪夢(ナイトメア)』の時の主題歌『世界はあなたの色になる』の初手のギターイントロとかヤバい好き。
なんかねじれた感じの違和感というか。

コナンと安室がすべての事件を解決してほっとしたけど、どこか虚しさが残るというか、最後に渇いた風がふっと吹く感じをイメージした。
人知れず細い路地裏に座り込んで「やれやれ」って脱力してるイメージ。

全然B'zさんに詳しくない、音楽も詳しくないけど、やっぱり松本さんてすごいんだと思った。

というか、これ ↓ を聴いたらよい。

以上になります。

今回の本編に全く関係ないけど、光彦くんの無邪気が溢れ出てる声大好きです。

#アニメ感想文

情熱が入り過ぎて長文になってしまいました。



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