「学問」
皆さんこんにちは!
SBI大学院学生会会長の宇野です。
もう1週間が経ってしまいましたね。
年々、時間の流れるスピードが増している気がします。
私は、今40歳ですがとうとう人生も残り半分となってしまいました。
もしかしたら、もっと早く死ぬかもしれませんが、自分自身は何故か死とは縁がないです。
26歳の時、親友が亡くなりました。自分で死を選んだのです。
私はその時、チェコに駐在予定でプラハ空港近くのホテルにチェックインしたばかりでしたが連絡を受けてから、もう彼に会えるのはもう最後だと思い、告別式に出るため次の日に帰国しました。
当時の私は、本当に利己主義で独善的な人間で、自分の人生を蔑んだり、他人の批判ばかりしていました。もし自分がもっと明るくて、人に勇気を与えらえる人間だったら…
目の前にいる、落ち込んでいる人の気分を上げられる強い存在だったら…
後悔してもきりがないです。
でも、私は簡単に死ねないんですよね。
まだこっちに来るな、というんです…
その友達や先祖が。
正直、自分に何ができるか分からないです。けれども今後どうなるか
未来は分からないんです。だから、何かできる事をしたいと思います。
・・・ふと思い出してしましました。
さて、気持ちを切り替えて!
今週は、とうとう人間力の柱を建てようと思います。
昔々、「知行合一」というのは王陽明が提唱した言葉があります。
学んだ事を実践しないと、知らない事と同じ。という事です。
先ず、自分を知る、柔軟心を持つ、正しい学問を学び、正しく行動する。
という事を繰り返していけば素晴らしい人間になれるのでは?
と考えます。
では今回の、学問についてですが、
①正しい学問とは?
よく情報化社会、と言われますがまさしくその通りで
検索すればなんでも情報が得られます。しかし、全て正しい情報ではありません。
以下の様な広告を見たことはありませんか?
「誰でも儲かる!」
「一日5分で月100万円!」
「あなたにだけお教えします!」
はい、これらは全部詐欺ですね(笑)
詐欺というか、そんなに簡単に誰でもできる事はないです。
そういう自己啓発のスクールやセミナーで最終的にいう事は
「努力しろ!」というだけです。
という事は、結局努力次第という事になりますね。
丁度、むらやん氏が良い事をツイートしていたのでご紹介します。
確かに本物の人は、いくら持っているかなんて周りに言わないです。
言えば逆に狙われたりしますからね。
バンコクで出会った友達のマルチミリオントレーダーのSさんはアソーク駅の近くのバーで出会ったのですが、最初は「ネット関係の不動産とかの仕事してる~」といって、自分がトレーダーである事を隠していました…バンコクにしては高い家賃10万円ぐらいのマンションに住んでいたので変だな?と思っていたら、後々判明したのです。
この人物も非常に人間力に溢れる素晴らしい人で、また後々ご紹介したいと思います。
話は戻りますが、
正しい学問というのは、まさしく「儲かる!」とか、「かんたんに稼げる!」というようなキャッチコピーから来る内容ではないと思います。
数々の良書がありますが、最も良書というのは、永く続いている、
古い書物の事だと考えます。
何故かと言いますと、どうでもよい本、や不要な情報というのは、パッと出てすぐに消えてしまいます。しかし、本当に必要とされる思想哲学、考え方についての本などは、何千年も続きます。
世界四大聖人と呼ばれる、ソクラテス、キリスト、釈迦、孔子から始まり、さらに多くの偉人が生まれては消え、それでもなお語り継がれている思想哲学こそが、本当に人間にとって必要なものではないでしょうか?
つまり、その古典というのは、過去2000年も続いたのだからさらにこの先2000年も続くと言えるでしょう。
それぞれの古典の内容では、共通して「仁」の心、人の為に成すという事について書かれていると思います。多くの動物にはなくて、人間にだけあるもの、それこそが「道徳」であり、今の世の中、特に日本には欠けているものだと思います。
人間は生活をするにしても、仕事が必要です。仕事をするという事、
仕事というのは、わずか一人だけで完遂することはありえません。
必ずその先や、画面の向こう側には誰か人間がいるのです。
組織を引っ張るリーダーであろうが、その下で働く人でも、
相手の気分を良くしよう、相手の喜ぶことをしよう、という気持ちで物事を見ていけば、
多くの足りない部分や、改善できる部分が見えてくるはずです。
この課題が新なビジネスチャンスになると思います。
という事は、まずこの人間について学ぶこと、道徳を学んでこそ、
ビジネスや、教育などに生かせるのだと考えています。
②では何をすべきか?
先ず、儲かる!簡単!という本じゃなくて、「人間について書かれている本」本を読みましょう。
やはり北尾学長の「何のために働くのか」から読むのが良いと思います。
非常に分かり易く、古典の必要さとご自身の内面についても
ストレートに書かれています。
または、子供向けにも論語の本があります。
非常に分かり易いです。
安岡定子さんという安岡正篤先生のお孫さんが
書かれています。私も子供に読んで教えました。
「徳は孤ならず、必ず隣あり」と。
お友達に優しくすると、必ずそういう優しい友達が集まってくるよ、という意味です。
楽しく教えていたら、いつの間にか覚えてくれまして、非常にうれしいです。
活字が苦手という方には、
映画や動画でも良いと思います。
最近、久しぶりに面白いドラマを見つけました。
孔子についてのドラマです。
2007年に中国で公開されましたが、中国が今よりもっと穏やかだった時代に撮影されているので、史実に近いと思います。
孔子という人は、元々立派な人ではなく、
小さい時は母親と貧しく暮らし、家のお酒を友達と盗み飲みしたり、
「貧乏はいやだ!、大臣の使用人になるから僕を売ってくれ」といったり
永い間各地を彷徨い旅をして、人に裏切られ、飢え苦しみながらも、最終的に春秋という本を書いたのです。
映像でみると、感情が入って来て、終盤は感動して泣いてしまいました…
今の中国をみて孔子は嘆いているでしょう。
かなり長い話ですがお時間がある方は是非ご覧ください。
特に暴れん坊の子路が出てくる場面は面白いです。
という事で、今回は先ず正しい学問を学びましょう。という記事でした。
ご紹介した本で、誰かひとりでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
毎日寒くなってきています。
ご飯をたくさん食べてお風邪等には気を付けてください。
それではまた来週お会いしましょう!
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