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いつの間にか、一緒にお散歩をする事が大変ではなくなっていた。

とある平日の昼間。
私は自転車で住宅街を走っていた。

信号待ちをしていると、近くに2歳位の男の子とママが見えた。
男の子は花壇のちょっとした段差(50㎝位)の所に登り、ママに手を掴んでもらって「ぴょん」っと降りる遊びを、何度も繰り返していた。

「あぁ、懐かしいな」

長男も、次男もそんな遊びをしていた時期があった。
でもそれは休日限定だった。

平日の私は、その遊びに付き合う心のゆとりがなかった。
いつもママチャリの前後に子供達を乗せて、一切の寄り道もせずに走っていた。

「楽しいんだね」

今なら。
他人のお子さんを見かけた時は、そんな風に思える。

だけど、自分が当事者になると「待つ」事ができない。
寄り道ができない。

それは働いていたからなのか。
2歳差育児だったからなのか。

何だか分からないけど、1対1で子供のペースに合わせてお散歩した記憶が殆どない事に気付き、ちょっとだけ涙が出てきた。


お散歩がシンドイと思っていた日々


保育園の送迎は、常にママチャリだった。
基本的に雨の日もレインコートを着て、無理をしてでも自転車で送迎をしていた。

バスで行けない事もなかったけれど、前後の徒歩が面倒だった。

マンションからバス停まで、徒歩10分。
バスの乗車時間 5分。
バス停から保育園まで 徒歩5分。

長男は色々な事に興味津々の子供だった。

道路にマンホールや、鉄の網(何ていう名前?)があると、上でジャンプして音を楽しんでみる。

道路の真ん中に点滅するライトが埋め込まれていると、立ち止まってジーっと観察する。

2階建てのアパートを見かけると、階段を登り降りして遊び始める。


大人がスタスタ歩けば5分の道のりを、長男が一緒だと20分位かかる。


長男が1歳の時に私は妊婦になった。
そして2歳になる直前に次男が生まれた。
妊婦の時の散歩も大変だったけど、次男を抱っこして歩くようになってからも大変だった。

ランドセルがすぐに落ちてくる様な撫で肩の私が(笑)
抱っこ紐で次男を抱っこして、リュックを背負い。
子供の保育園の荷物が入ったエコバックを肩に掛ける。

肩に負荷を掛けすぎて「早く家に辿り着きたい!!」と常に思っていた。


やがて次男も歩けるようになると、長男と次男がバラバラの方向へ歩き始める事もあり、やっぱり大変だった。

だから殆ど1対2で歩く事はなかった。

休日も常に車で出かけていたので、訪問先の公園位しか一緒に歩いていなかった。

1人より楽しい


街中でジャンプを楽しむ男の子を見かけた数日後。

お迎えの時間にちょうど雨が降っていた。
私は、凄く久しぶりに自転車ではなく徒歩+バスで帰る事にした。

久しぶりに次男と歩いてみたら、驚くほどラクになっていた。


バスの時間が迫っていたので「あと2分だ、ちょっと急ごう」と声をかけると私よりも早く走っていく。

バスの中でも騒いだりする事もなく、車内の貼り紙を見ては文字を読み上げている。

バス停を降りると、学区の公立中学があった。
次男に小学校の次は中学校へ通うんだよ、その次は高校で、その次は大学で…と、進路?について会話をした。

そう「お喋り」ができる。
会話が成立しているのだ。


1人で歩くよりもずっと楽しい。
全然「苦」を感じない。
いつの間にか大きくなっていた。


雨の日に、レインコートを着て、次男のチャイルドシートにレインカバーをつけると、声が全く聞こえない。

次男は構わず何度も話しかけてくるけど、「今聞こえないから後でね」と言わざるを得ない。

でも、一緒に歩けばお喋りができる。

雨でも晴れでも。
自転車で走るよりも、歩いている時の方が沢山の発見がある。


あと4ヵ月半で毎日の送迎も終わる。
小学生になったら、きっとお友達と歩くようになる。

残り少ない時間を、もっと楽しもう。

<あとがき>
荷物さえなければ、毎日徒歩でも良い位ですが(とはいえ片道30分)。
ビジネスリュックにPC、手帳、飲み物、ポーチ…と色々入れているので、やっぱり肩が辛いんですよね(笑)
しかも会社から貸与されているパソコンがめっちゃ重い!!!!
自腹で良いから、もっと小さくて軽いヤツにしてほしい。
そういう融通が利かないあたりが、ね、ちょっと(遠い目)。

お散歩の話と言えば、この絵本が好きです。
祖父母と一緒に暮らすのって、子供にとっては凄く良いなと思います。

今日もありがとうございました。



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時本ひまり📕なんでもやってみる母
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