手を出したい気持ちをグっとこらえた話
「給食当番の帽子がない!!!」
先週金曜日の夕方、小学校から帰宅した長男(小1)が小学校から持ち帰った荷物を整理している時に突然叫んだ。
給食当番を終えて持ち帰った「当番セット(巾着、割烹着、帽子)」のうち、帽子だけがなかったのだ。
電話したい気持ちをグっとこらえる
時計を見ると、あと数分で17時。
この前もnoteに書いたばかりですが、17時以降は留守電対応になるとの事。
今のうちに電話しようかな?
でも、17時が定時なのだ。
もしかしたら、もう帰る準備万端かもしれない。
「あと数分で帰れる!」と思っている所に余計な仕事を投下するのは気が引ける…。
結局、そんな事を考えているうちに17時を過ぎました💦
長男が「ねーねー、電話してよ」と言うので
「もう留守電だもん。留守電に入れても仕方ないでしょう」と返したものの、ちょっと迷う気持ちも。
週明け困るかもしれない
この日は丁度、夜に小学校の体育館で開催される防災教室へ参加する予定でした。
講師は地域の人なので、先生の参加予定はないけど小学校には行く。
週明けに「給食当番の帽子がない」という事を子供から言われたら、先生も困るかもしれない…。
小学校へ向かう前に夫に話すと「職員室覗いてみれば?」との事。
職員室は校庭に面した位置にあり、外からでも声をかけられる仕様になっている。
話せそうな感じだったら伝えに行こうかな…。
そんな事を思いながら小学校へ向かいました。
息子よ、自己責任である
いざ小学校へ行ってみたら、職員室の窓はきっちりカーテンが閉まっていた。
灯りが漏れていたので、誰かはいるようだけど担任の先生とも限らない。
やっぱり定時後にご迷惑な気がしたので、声もかけませんでした。
長男に「次に学校へ行った時に、先生に自分で言うんだよ」と言ったものの、念のため連絡帳にも書いておこうかな?
そんな気持ちもよぎりましたが。
いや、自分で解決してくれよ
そう思いました。
私が連絡帳に書いたら、先生が目を通して何かしらのお返事も書かなくちゃいけない。
子供の話を聞く時間+連絡帳対応時間
である。
先回りして金曜日に電話しておけば、手立てがあったかもしれない。
連絡帳に書けば、先生に確実に伝わるかもしれない。
長男が先生に伝え忘れて、イザ給食の時間になったら「帽子がない!」って騒ぎになるかもしれない。
と、色々迷いましたが。
逆を言えば「学校はトラブルを経験する場所」でもあるはず。
先生にとってどちらが良かったか分からないけど、そもそも帽子を持ち帰っていないんだから「教室内での出来事」。
親と先生で解決ではなく、子供が先生に協力を仰いで解決した方が良い。
何かと手をだしがちな私ですが、連絡帳に書くという行為もグっとこらえました。
憂鬱な気持ちが成長に繋がる
週明けの朝、長男は給食当番の件を思い出しとても憂鬱な様子でした。
「お母さん、今から学校に電話してよ」
「連絡帳に書いてよ」
どうしても、自分で言いたくない様子です。
小1なりに気まずい、言いにくい、そんな気持ちだったと思います。
でもここまで来たら、私も絶対に手を出しません。
気まずい思いをすれば良い。
怒ってもらえるならラッキーじゃないか!
こうして「嫌な思い」を経験した方が「次は絶対忘れないぞ」という気持ちになるはず。
私自身も、親として最後まで手を出さずに送り出せた事が少し嬉しかったです。
「親がどこまで介入するか」はとても難しく、この対応が正解だったのか分からないけど。
そうそう簡単に手を出さないようにしようと思った一件でした。
皆さんは、親の介入に対するラインはどう決めていますか?
又、先生側から見たらどう思いますか?
もしよかったらコメント頂けたら嬉しいです(^^)
今日も最後までお読み頂き、有難うございました。
素敵な一日になりますように☆彡