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小2男子の「めんどくさい」は母の想像を遥かに超えてくる。

「上着は?」

「学校のロッカーにある!」

「何で?着て帰ろうよ?」

「めんどくさいんだもん!金曜日に持って帰ってくよ」

・・・・・。

は?

寒いじゃん。何で着ないの?


上着が置いていかれるメカニズム


上着を持ち帰らないメカニズムは何となくわかる。

まず、小学校に上着を掛ける場所がない。
その為、ランドセルの中に上着をギュっと押し込んでいる。

帰りの支度をする時にはランドセルが入っていたロッカーに上着を移し替えて、ランドセルに荷物を入れて、ロッカーまで戻る事なく帰る(笑)

寒くないのか?と思うけど、長男の教室がある校舎を出て10秒で学校内の学童に到着するので、着たところですぐに脱ぐ事になる。

だったら上着を持っていけば?という話なのだだけど。
長男はとにかく「荷物」が増える事が大嫌いなのだ。

絶対に手荷物を持ちたくない


手荷物が嫌いなので、月曜日や金容日は無理やりランドセルに詰め込んで登下校している。

・体操服
・上履き
・給食当番の割烹着
・防災頭巾
・水筒

この辺りを左右のフックも駆使して「手荷物ゼロ」にしていた時は、あまりの執念に関心した(笑)

鍵盤ハーモニカとか、防災頭巾の様な「絶対入りそうもない荷物」もランドセルカバーで挟んで運んでいる。

入学前にアレコレ悩んで斜め掛けできるトートバックまで用意したのに、結局最初の2~3か月しか使ってもらえなかった( ;∀;)

仕分けがめんどくさい


そんな長男のランドセルの中は宇宙だ。

1年生のはじめに貰ったプリントには「筆箱を毎日持ち帰り、鉛筆を削りましょう」と書いてあったけれど、筆箱を持ち帰ってきた事は殆どない。

だけど、ランドセルの中に鉛筆や消しゴムが剥きだしで入っていたりする。
手前の小さな仕切りに入っている事もあれば、教科書等を全て出したら底から発掘される事もある。

A6サイズ位の学童の利用カードも、専用のファスナー付きクリアケースに入れてランドセル横のフックに掛けるように準備をした。

だけど、「カードをケースに入れてチャックを閉める」が面倒な様で、ランドセルに丸まって入っている事が多い。


ハンカチやティッシュも、最初の頃は移動ポケットに入れて持ち歩いていたけれど、「移動ポケットがあると気持ち悪い」と言って使わなくなった。

「ティッシュなんか一度も使わない」と言うので、今はハンカチしか持っていかないし、ハンカチをポケットに入れる時はやっぱりギュっと押し込む。

2回折れば小さな四角になるのに、無理やり押し込むのでお尻のポケットがいつも大きく膨らんでいる。

「教科書を持ち帰ってきて」と言ったら…


ある日は音読の宿題があるのに、国語の教科書を持ち帰ってこなかった。

これでは宿題ができないので「明日は必ず持ち帰ってきてね」と声をかけたら翌日はランドセルの中にお道具箱が丸ごと入っていた。

小学校で、お道具箱の蓋と本体に分けてトレイの様にして机の中に入れている。
半分は一般的なお道具箱(はさみ・のり等)で、もう片方は教科書やノートが入ってる。

その教科書・ノートが入ってる方が丸ごと入っていたのだ。

その中には、特に必要のない「歌の本」とか余計なモノが沢山。

重くないのか?と不思議に思うけど、長男にとっては「国語の教科書を探す→ランドセルに入れる」という2ステップよりも「お道具箱を入れる」の1ステップの方が良かったという事だ(笑)

雑の極み


こんな調子なので、学習面もとにかく雑だ。

プリントやテストの「名前欄」や「回答欄」は必ず枠からはみ出している。
習った漢字も画数が多いモノを書くのが面倒なので、基本的に何でも平仮名で書く。

算数にしても、国語にしても、「自分でも読めない字」を書いている。

答えを間違えても「消しゴムを使う事が面倒」なので黒く塗りつぶしている。

そもそも授業中に、筆箱が机の上になかった。

更には、家で毎日大騒ぎして取り組んでいる宿題も連絡袋の中に溜まっていく一方だ。

明らかに先生に提出した痕跡がないので「何故出さないのか?」と聞くと「出したら何か言われそうだから…」と言う。

そりゃぁ言いたくもなるだろうよ。

漢字の宿題なら赤ペンを入れられる。
そもそも提出が数日どころか数週間遅れだし。

でも親としては、せっかく毎日取り組んでいる宿題なのだから提出して欲しい←次元低い(笑)

「先生に何もやってないて思われちゃうよ?」
「成績表の意欲・態度ってところは、宿題を出さなかった子は×ってつけられちゃうかもしれないよ?」

と。
何とか「提出する」という行為につなげて欲しくてアレコレ言ってみる。

だけど長男は「うん、それが?」と、全く気にする様子がない。


それを聞いて、逆にこちらが考えさせられてしまった。


そもそも宿題の必要性は?という疑念もある。
更には宿題は「評価の為」ではなく「自分の為」「学習の為」である。

それを考えたら、先生に対して「やってきましたよアピール」をする必要なんてないのでは?という話だ。

更に言えば、これで成績が悪くなった所で本人と親の後味が悪いだけで進路に何か影響があるのか?と言うと、多分関係ない。

私立なら受験だし、公立へ進学するとしても出席日数位しか影響しないだろう。

勿論、長男にそんな深い考察はなく。
ただ単純に、「先生に提出する」という行為にかける時間を惜しんで遊んでいるだけだと思われる(笑)

だけど、親にとって「常識」「当たり前」と感じている事も、意味を問われたら納得できる答えを持ち合わせていないものだな…と改めて感じた。

小2のめんどくさいが、小3、小4と大きくなるにつれて改善される日がくるかどうか分からないけど、変化があるのか?ないのか?

カリカリせずに(笑)
見守れたらいいな…と思う。

<あとがき>
小1の時の担任の先生曰く、男子の消しゴムはボロボロに切り刻まれる運命にあるそうです。
授業中にどんどん小さく分解されていく消しゴムが不憫で「消しゴムの気持ちになって!」と熱く語ったという先生の話、忘れません(笑)

**「昨日読んだ本」コーナー**


オンライン読書教育「ヨンデミー!」に、毎日「感想提出」をしている子供達が昨日読んだ本を紹介するコーナー。

<長男>


<次男>

<読み聞かせした絵本>

初めてムーミンの本を読みましたが、絵も可愛いし、お話も可愛くて気に入りました!
絵本と見せかけて文字数がメチャクチャ多いので要注意です(笑)


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なんでもやってみる母
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