子供は自然を相手にすると無限に遊べる
「見て!また貝見つけたよー!!」
長男が、砂浜を掘り出して貝をいくつも見つけた。
貝が見つかる度に、隣で同じ様に穴掘りをしている親子や、漁師さんの所へ報告に行っている(笑)
写真を撮ろうとすると、物凄く嬉しそうな笑顔をこちらへ受けてくれた。
この笑顔の為に、母は頑張れる。
初めての地引網
GW後半。
江の島で開催された「地引網」のイベントへ参加した。
江の島と言えば、江ノ島水族館。
GWに水族館の近くへ行くと、大渋滞にハマりそうな気がしてハラハラしたけれど、特に大きな渋滞に巻き込まれる事もなく到着した。
子供達にとっても江の島付近に来るのは3年ぶり位になる。
海が見える前から上半身裸やウェットスーツ姿のサーファーが沢山歩いていて、子供達も「凄いね!いっぱいいるね!!」と驚いていた。
海水浴=沖縄旅行
で滅多に関東圏の海で海水浴をしない私にとって、江ノ島は観光地。
だけど、海岸に着いてみると素晴らしいロケーションだった。
左に江の島、右に富士山。
暑すぎない丁度良い気候の中、沢山のサーファーが波を満喫していた。
「地引網」と言っても、到着した時に既に網はセットされていて「引く時間」を待つのみだった。
到着後1時間半程してからやってきた「引く時間」。
これも大体10分もかからない位。
それでも100人程いた参加者全員で網を引いてはまた海の近くへ戻って引く…を繰り替えす作業は運動会みたいで面白かった。
長いロープが終わり、いよいよ網が見えてくると沢山の魚が網の中に。
殆どは大人の指の長さ程度の、イワシや小あじだったけれど中には大物もいた。
地引網の後は、漁師さんが主な魚について解説をしてくれた。
その説明を聞いている間も、目の前の沢山の魚の動きに長男も次男も夢中になっていた。
その後、1時間程の自由時間(ランチタイム)を挟み「じゃんけん大会」がスタート。
主催者とジャンケンをして、勝ち残った人から順番にクロダイ等の大物を持ち帰れるというモノ。
私は最後の最後で勝ち残り、大量の小さな魚たちをゲットした。
最後は参加者全員に「釜揚げしらす」のお土産を配布されてイベントは終了。
イベントが終わる頃には風が強まり、砂が飛び交っていたので私達も即撤収をした。
子供は自然が大好き
地引網の合間に、子供達は中々来られない海での遊びを楽しんだ。
最初の遊びは穴掘り。
私は「爪に砂が入りそうだな」と敬遠してしまうけれど、夫も子供も夢中になって掘っている(笑)
ここで生きている貝を見つけたり、綺麗な石を見つけたり。
まるで「宝探し」状態だった。
掘ると水が出てきたり、波がだんだん近づいてきて川みたいになったり大はしゃぎだった。
穴掘りを楽しんでいるかと思いきや、いつの間にか長男は海の中へ入っていた。
波が来る度にジャンプしたり、波に追い付かれないように走ってみたり、物凄く楽しそうだった。
何かあったら助けに行かなきゃ…!と思うとヒヤヒヤしたけれど(^_^;)
地引網を引く前から、こんな調子で全身びしょ濡れになった子供達。
寒い寒いと言ってTシャツを脱ぎ、砂浜に手足を埋めて暖をとっていた。
海の水は冷たい。
砂浜の砂は暖かい。
それを体験できただけでも来て良かった。
何よりも穴掘りや波に夢中になっている時、本当に良い笑顔だった。
いつも思うけれど、自然を相手にした遊びはどんな遊具も勝てない。
小さな頃から公園の遊具で遊ぶよりも、砂を集めたり、虫を探したり、石を積む時の方が夢中になっていた。
大人になると「海水浴のできない海岸に行っても面白くないのでは?」と思って張り切って水族館へ連れて行こうとしてしまうけど。
水族館で魚やショーを「見てるだけ」の時よりも、何もない自然を相手に自分で面白い事を探している時の方が、良い表情をしている。
砂浜で夢中になっている子供を横目に江ノ島水族館を見てみたら、物凄い混雑をしていた。
水族館で魚を見る前に、もっと自然に目を向けた方が子供の探求心とか「生きる力」が伸びるような気がした。
出産後4回も水族館の年パスを作った私が言える立場ではないけれど(笑)
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次男はイルカショーが大好きなのです。
大漁を味わう
その日の夕食は、地引網でゲットした魚を味わった。
じゃんけんでゲットした小さな魚たちは揚げ物にした。
さっきまでブルーシートの上にいた魚だと思うと、何となく食べる時にドキドキしたけれど、食べてみたら美味しかった。
長男はシラスも小魚も大喜びで食べてご満悦だった。
こどもの日らしく菖蒲湯も楽しみ、とても良い一日になった。
残念ながら、近年は真夏になると屋外でのレジャーは命の危険を伴う。
今のうちの沢山外で遊びたいと改めて感じた。
今日も有難うございました。