長男、永久歯欠けたってよ。-again-
「前歯、また欠けた~♪」
「えー!気をつけてー!」
・・・ってオイ!
歯医者さんに入るや否や、受付の可愛いお姉さんに向かって「前歯欠けたアピール」をする長長男。
中から女医さんに名前を呼ばれた時も、「前歯、また欠けたんだよ~」と何故か得意気である。
そう、前歯。
しかも永久歯が欠けた。
これで2回目。
歯のネタが絶えない
去年の12月に、登校中に走って転んで長男(当時小1)の前歯が見事に半分欠けた。
よりによって永久歯である。
その欠けた前歯は、いつも通っている歯医者さんで速やかに再生された。
長男の前歯は、プラスチックらしい。
「そんなに頑丈ではない」と言われていたので、いつかは破損するかも?と覚悟はしていた。
していたけれど…。
神輿を担いだ日の夜、突然のフロから「あ~~」と泣き声の様な、悲鳴の様な声が聞こえてきた。
駆けつけてみると長男が口を抑えて「あうあう」言っている。
話を聞くと次男に押されて口をぶつけて、歯が無くなったとの事!
見てみたら確かに、プラスチックで再生された前歯が無くなり再び「前歯が半分」状態になっていた💦
マジか…!!
まだ1年経ってないぞ。
慌てて翌日に歯医者の予約を取った。
歯が欠けた日の夜は「気になるよぉ」とメソメソしていたのに。
どういうワケだか、歯医者さんに着くと「また、歯が欠けた!」とむしろ自慢げだ(笑)
女医さんに歯が欠けた理由を問われると、長男はこう答えた。
「弟に押されてお風呂にぶつけたんだよ!」
「湯船の淵?」
「ううん!お風呂の床だよ!!」
えっ!!!!( ゚Д゚)
それって湯船の床ですよね?
一体どういう入り方をしているんだ。。。
てっきり私もお風呂の淵にぶつけたと思っていたので、心底驚いた。
でも確かにそうだよね。
湯船の底にプラスチックの歯が沈んでいたもの(笑)
まだ1年未満とは言え、歯の生え変わりもあり歯並びが変わってしまっているので2回来院が必要との事。
「あーあ、今週も予定が崩れるな」と茫然とする私の横で
優しい女医さんに
「おてて下にしててね🩷」
なんて言われて、ヘラヘラする長男。
君は、親父か!!
技術に興奮
数日空けて、再び歯医者へ。
歯医者に向かって歩きながら「今日も、あの優しい先生かな~?♪」とウキウキする長男。
到着してみるとご希望通り、優しい女医さんに迎えられてご満悦である。
早速、前回取った型を使って治療が始まる。
昨年末に欠けた時は夫が付き添ったので、前歯の修復?を初めてみる。
すると、私の想像とは全く違う形で修復がスタートした。
私はてっきり、プラスチックの歯(半分)が先に作られていて、それを接着剤でくっつけるのかと思っていた。
だけど、見る限り「プラスチックの歯」は準備されていない。
15分程女医さんと助手の方で治療をしていて、気が付いた時には前歯がほぼ復活していた。
一体これは??
途中、女医さんが他の患者さんの対応で抜けた時間に助手の方に質問してみたら詳しく教えてくれた。
この写真にある、粘土で作ったような「型」を歯に充てて、左のチューブから液体を流し込み、UVライトを当てるとチューブから出た液体が固まりプラスチックになるそうだ。
この左のチューブは、「クリアフィル マジェスティ」という樹脂?
最初は液体だったのに、綺麗に固まった。
長男はどういう治療だったのか一切見えていないので、このチューブから出た液体が固まった事に驚いていた。
助手の方が、試しに台の上にちょっとだけ液体を出してライトを当てて固まる様子を実演してくれた。
「おぉ!!凄い!!」と興奮する長男と私(笑)
素材としてはレジンと似たような造りらしい。
(因みに私はこの日までレジンを知りませんでした💦)
最後に歯の形を綺麗に整えて終了。
色も含めて、境目が一切分からない。
すごすぎる…!!
とても自然で仕上がりが綺麗。
だけど、やはり頑丈ではないらしい。
このままずーっと長持ちする人もいれば、頻繁に折れる事もあるそうだ。
2~3年に1回程度ならまだしも、1年に1回位折れるようならおススメできないとのこと。
その場合は、まだ生き残っている永久歯も抜いて「差し歯」にするそうだ。
えー、嫌だ。
まだ1年も経たないのに、折れてしまった長男。
どうか次は2~3年後にして下さい。
色々と予定が狂って疲れたものの、長男のお陰で知らない世界を覗けたので「まぁいっか!」と思えた出来事だった。
でも。
しばらくは平和に過ごしたいです( ;∀;)
どんな歯医者さんなの?
今日も有難うございました。