自分にしかできない仕事がしたい!〜「内向型の生き方戦略」を読んで〜
最近、会社員として働いている中で一番辛いと感じるのが、「自分にしかできない、やりがいのある仕事がしたい」という心の声を無視できなくなってきたことだ。
仕事をしていると、
「これってやる意味あるの?」
「自分の代わりなんていくらでもいるし、全然やりがいが無いな…」
と思ってしまうことがとても多い。
しかしながら、親や会社の人に相談してみても、決まってこのように言われてきた。
「ほとんどの人がやりたい仕事なんてできてないからw」
「いやー、みんなそんなもんだよ(笑)」
「私だって仕事にやりがいなんてないよ〜」
このようなことを何度言われてきたか分からない。とにかくたくさん言われてきた。
その度に、「なぜ私は割り切って会社に染まることができないんだろう…」と悩んできた。
安定第一の大企業に勤めていることもあり、「自分にしかできないことを仕事にするなんて甘いよw」という考え方が当たり前になっているように感じる。
そんな中、このモヤモヤに対するヒントをくれる本に出会うことができた。
中村あやえもんさんの『内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案』という本。
この本の中では、
・外向型=社会維持型
・内向型=境地開拓型
という定義で話が進む。
社会維持型(=外向型)は大企業などが合っているタイプで、意味はないけどその集団で行われている競争(体育祭での徒競走、企業での出世競争)に疑問を持たずに頑張れるタイプだそう。
それに対して境地開拓型(=内向型)は基本的にネガティブで人が多いところが苦手だが、その分新しい境地を開拓するのに向いているらしい。
そのため、周りに合わせて社会に馴染むことを目指すよりは、自分に合った仕事を自ら開拓して作り出すことに向いているとのこと。
私は典型的な内向型なので、この「境地開拓型」という考え方に納得できる部分が多い。
個人的に、特に刺さった文章はこちら。
なるほど!今までずっと悩んできたのはこれが原因だったのか!と衝撃を受けた。
周りに合わせて誰にでもできる仕事に取り組むことや、意味が見出せないルールに従って集団で仕事をすることに強い苦痛を感じるのは、
「境地開拓型」としての生き方ではなく、むしろ「社会維持型」としての生き方に無理に合わせようとしていたことが原因だった。
「自分にとって意味のある、やりがいのある仕事がしたい」という思いは甘えなんかじゃなく、むしろ強みにできるものであることがわかった。
もちろん、自分にしかできない仕事を開拓していくことは簡単なことではないと思うが、重く考えすぎずに、まずは気軽に興味のあることに挑戦していこうと思う。
自分の力を最大限に発揮できれば、きっと誰かの力になることができるはずだし、自分に合った生き方をした方が、結果的に社会のためにもなると思う。
周りの人の理想に合わせるのはやめて、自分の理想は何なのか、自分の本当にやりたいことは何なのかを真剣に考えていきたいと思う。
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