マインドフルネスと猫のいる生活 13
12の続きです。
そもそも、作家って、うつっぽくなきゃ続かない職業じゃないんですかね? もしあなたが、友だちがたくさんいて、アウトドア派で、悩みなんてビール一杯飲んだらカラッと忘れてしまうタイプなら、作家なんて仕事はお勧めしません。
何しろ一日中引きこもって、空想の世界をさ迷わなければならんのですから。その空想世界も、すべてバラ色じゃマズいわけで、意地悪なやつとか、挫折したやつとか、この世に希望を見い出せず、無理心中を図るやつとか……(-_-;) こういう人たちがいないと、小説が成り立ちません。何の苦労も失意もなく、周りはいい人ばかりで、愉快なことしか起こらない小説って面白いと思います?
ってここまで書いてたら、一部のラノベ(ネット小説?)にこういうジャンルがあることを思い出しました。何の努力もしてないのに「俺、つえ~。俺ってモテモテ」の主人公キャラが、三ページ毎に人々から感謝されたり褒められたりする展開が、最後まで続いたまま終わるという、一昔前なら絶対NGのストーリーが売れているというのですから、世の中変わったものです。
それはともかく。本題に入りましょう。
処女作に続き、次の作品も一次通過はしませんでした。手直しし、別の賞に送った処女作も、あっけなく撃沈。そして、第三作もまったく相手にされず……(/・ω・)/
それでも、書き続けました。他にやることなかったし、もはや意地でしたからね。精神的に一番つらい時期でした。この時期にマインドフルネスに出会っていたらよかったのに、とホント、思います。
とはいえ、あまりにも落選が続いたもんで、戦略を変えたほうがいいと考え直しました。
で、生み出した新戦略が「質より量」です。( `ー´)ノ
「えっ……(/・ω・)/??? 逆じゃね?」
当然、そう考えますよね。ってことは、作家志望者もみんな、そう考えるはず。だからあえて逆を行ったわけです。作家にはオリジナリティが必要だからです。( *´艸`) なんか、意味不明の理屈のような気もしますが……(-_-;)
量を出すためには、うじうじプロットなど練っていては非効率です。で、生み出した技が、究極のノンプロット小説。プロットを一切練らず、いきなり原稿用紙に向き合って、書き始めるのです。そうすれば、プロット作成の時間を節約できます!
そんなことが、可能なのか……?
どうでしょうか?
可能かどうか分かりませんでしたが。当時はともかく、トライしてみようと思いました。
続きは次回で。