本はゲロを吐くくらい読みまくろう
「読書は量より質!」なんていう人間がいます。
でもって、そういう人たちに限って、読書量もたいしたことないんですよね。っていうか、ほとんど読んでいないと言っても過言ではありません。なんだかんだ、怠惰な自分をごまかそうとしているだけというのが実態です。
成功したければ、成長したければ、本は読んで読んで読みまくる!
ゲロを吐くくらい読みまくる。寝る間も惜しんで読みまくる。
これが絶対的な真理です!
だから、とにかく量が重要です。量を読んでナンボです。
なぜか?
その理由は至極単純です。本は読むものであって、選ぶものではないからです。
質の高い本を探しているうちに1年が終わる、みたいな時間の使い方をするくらいなら、その時間で本を読んだ方が絶対に得られるものは多いはずです。でもって、量をこなしていれば、おのずと質の高い本にも巡り会えるわけです。
量と質は二律背反の関係ではありません。むしろ、量が質を生み出すのです。
私は雑誌やマンガまで含めるとゆうに年間1000冊以上(ビジネス書だけだとだいたい300冊くらい)の本を読みますが、その中に駄作も、つまらない本も、内容の薄っぺらい本も、数多く含まれています。でも、それらを読まなかったら、良書に巡り会うことも出来なかったわけです。
「でも、私は忙しくて…」
はい、私も忙しいです。むしろ、あなた以上に忙しいと思います。海外で馬主として活動しながら、複数の事業を展開し、クライアントの指導もしているわけですからね。
ただ、それでも本を読む時間は作ります。移動時間に読むとか、寝る前の30分を使うとか、昼食を取りながら読むとか。要するに、隙間時間を徹底的に活用するわけです。
「でも、そんなに読んでも覚えていないでしょう?」
ええ、9割くらいは忘れます。普通の人なら半分くらいは覚えているでしょうが、私はばかですからね。
でも、それが何か問題でも?
まず、9割忘れるとはいえ、1割は記憶に残るということです。年間1000冊読めば、100冊分の知識が頭に入るわけです。これって、普通の人にとっての200冊分に相当する数字です。そして普通の人たちの年間平均読書数が4〜5冊と言われていますから、そこから計算すると、彼らが4〜5年かけて得る知識量ですよね。それが毎年積み重なっていくわけです。
それに、忘れた内容でも、必要なときに「あ、確かこんな本で読んだな」と思い出すことが出来ます。それこそ、私がクライアントの指導をする際も「確か、あの本にそういうことが書いてあったな」と引用することもありますし、実際にそれが役立っているのです。
そもそも読書量が少ない人って、総じて思考が浅いんですよね。
SNS界隈でよく見かける、「自分と意見が違う=間違い」という短絡的な思考をする人たちも、ほとんどが読書量の少ない人たちです。異物に触れる経験が絶対的に不足しているからそうなっちゃう。要するに、インプットが少なすぎるから、物事を多角的に見ることが出来ないのです。それこそ、SNSでよく見かける「読書は量より質が大事!」という主張をする人たちも、さっきも言いましたが、結局は自分の怠惰を正当化したいだけなんです。
考えてみてください。
質の高い本を探そうとする時間があるなら、とりあえず目の前にある本を読めばいいじゃないですか。
図書館に行けば、無料で本が読み放題です。
Kindleなら、月額で読み放題のプランもあります。
お金がないからとか、時間がないからとか、そんな言い訳は通用しません。結局のところ、本を読まない理由を探しているだけなのです。
私は、そういう人たちを「意識高い系の怠け者」と呼んでいます。
なぜなら、彼らは「質の高い本を探している」という建前で、実際には何もしていないからです。
ビジネスでも同じことが言えます。
「いい案件を待っている」
「質の高い商材を探している」
「優良なお客さんだけを相手にしたい」
こんなことを言って、実際には何もしていない人がたくさんいます。
もちろん、そういう人たちが成功することはありません。
なぜなら、ビジネスは実践あるのみだからです。たくさんの失敗を重ねて、その中から成功のパターンを見つけ出すのが王道です。
私自身、今でこそネットビジネスで成功していますが、最初から全てがうまくいったわけではありません。むしろ、失敗の方が多かったと言っていいでしょう。
ただ、その失敗から学び、それを次に活かすことで、少しずつ成功への道を歩んできました。実戦経験が多いから、こうして成長することが出来ているのです。もし、最初から「質の高いビジネスだけをやりたい」なんて思っていたら、当然、実戦経験だって限られてきます。となると、今の私はなかったでしょう。だって、ばかだもん(笑)
結局のところ、読書でもビジネスでも、量をこなすことが質を高める近道なのです。
そして、これは才能でも、運でもありません。
単純に、努力の量の差でしかないのです。
私は常々、クライアントにも「とにかく行動量を増やすこと」を推奨しています。なぜなら、それが最も確実な成功への道だからです。はじめはうまくいかなくても、成功しようとして挑戦し続けることで、当て勘が付いてきますからね。
読書に関しても同じで、とにかく読む量を増やすことを推奨します。質にこだわって、結局何も読まないよりも、駄作でも何でもいいから、とにかく読んでいく方がはるかに有益です。もっとも、昨今の出版業界の苦戦ぷりからもわかるとおり、そもそも駄作を出版する余裕はどこの出版社にもないんですけどね。だから、どの本からも何らかの学びの要素はあるし、それこそネームバリューで売れている作家さんの惰性で書いた本ですら、それなりに学ぶところがあるというのが実態です。
「でも、そんなに読んでも時間の無駄じゃないですか?」
こういう質問をする人がいますが、これこそが典型的な負け犬の発想です。時間の使い方に関して、あれこれと理屈をこねる人って、だいたい人生で何も成し遂げていないんですよね。
私が知る限り、成功者で読書量が少ない人はいません。むしろ、成功すればするほど、読書量は増えていく傾向にあります。なぜなら、読書から得られる知識や発想が、さらなる成功につながることを、身をもって知っているからです。
だから、質より量を重視する。
これが、私の読書に対する考え方です。
もちろん、質の高い本を読むことは大切です。でも、それは量をこなした結果としてついてくるものであって、最初から目指すべきものではないのです。
というわけで、何度も繰り返しますし、一生この考えは覆ることはないと断言した上で強調しますが、結論として【読書は量が全て】です。
質にこだわって、結局何も読まない人生を送るくらいなら、気になった、目についた本全てをとにかく読みまくる、読み続けることをお勧めします。
それが、あなたの人生を豊かにする、最も確実な方法なのです。
というわけなので、手始めに私の著書を全部買って読んでください(笑)