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こども時代

「いつ凪生ちゃんに会いに行っていい?」

そんなラインが届いたのが少し前。
日本列島が大寒波な時期に妹夫婦が家に遊びに来てくれた。

妹には、3歳と7ヶ月になる男の子がいる。
とても可愛い。気づけば専属カメラマンとしてお宮参りや七五三などにお供するようになった。
自分の子じゃないけど、他の誰の子よりも近しい存在で、会うたびにその成長っぷりを感じている。

先日会った時は、
「こうくん、遊んであげるよ」
「そうですか、そうですか、それでは遊んでいただきましょう」
という会話が成立したものだ。

そんな2人の姿を、最近は我が子に重ねたりする。
妻とも「凪生くんもあと4ヶ月後にはこうなるのか〜」とか話をしては、今の姿が一瞬で過ぎ去ることに寂しさを感じ、また愛機のGRⅢでシャッターをきる。

子供はかわいい。
ぼくにもそういう時代があった。彼らの姿を見ていると、だんだん自分のその時を眺めているような気分になる不思議があって、奇妙な感覚に囚われることがある。

両親がどういう眼差しを向けてくれていたかは妄想するしかない。けれど優しい気持ちだったのかなぁ、そうならいいな、そうだったならとても幸せだとひとりで想像を膨らませ、いいこっちゃいいこっちゃとなったりする。

そして、そのような心持ちの眼差しを目の前の我が子に伝えていきたい。

育児は子を育てることだと思っていたのは勘違いで、それだけでなく自分も成長させてくれる。

これからも3人仲良く付き合っていって欲しいな。


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