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お世話になった人のこと

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病気になってからお世話になった人のことを色々書いています。
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記事一覧

私の主治医、キリスト先生のこと

2023/08/07

私の主治医、通称キリスト先生との出会いについて書いておきたい。先生との出会いは人生でもほんと特別なことだったから。
なんでキリスト? それは優しいし初対面から信じられたから。あとほんとは先生の苗字+キリストなんだけど、その苗字が「イエス」と抑揚同じでちょうど良いのだ。もちろんご本人を実際にこのあだ名で呼んだりはしていない。ちょけとると思われたら困るもん。私は先生をとても敬愛

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キリスト先生の良さ:或る患者の告解

キリスト先生の良さ:或る患者の告解

キリスト先生って誰やねんと言う人は↑をどうぞ。

2023/08/12

私が主治医であるキリスト先生が大好物であることはもう書いたしなんならプロフにも記載してあるし、読んでくれた人なら知ってると思う。だけど前にキリスト先生との初対面については書いたものの、キリスト先生について良い点を詳しく書いたりはしていない。そのせいでキリスト先生の素晴らしさが伝わらなかったり、私がナイーブで盲目的な信頼を先生

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キリスト先生の良さその2:主治医に対する私的見解

キリスト先生の良さその2:主治医に対する私的見解

前の記事の続き。私の主治医である通称キリスト先生の良さについて。

2023/08/13

Ep.3 キリスト先生は面白い

前の記事で辛くなって病院で泣いたら結果先生に精神科手配してもらった話はしたと思うけど、そこで私は睡眠導入剤を処方されることになった。

初診時は今担当してもらってるペインの先生とは別の先生で、睡眠導入剤初めてって言ったらデエビゴ錠を最低量処方してもらった。でもそれだと充分眠

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涙だけが本当の気持ち:入院中を思う。

涙だけが本当の気持ち:入院中を思う。

2023/08/09

キリスト先生やメガネ先生を始めとした先生たちや看護師さんたち、優しい職員の皆さん、そしてハセガワさん。

ハセガワさんはストーマ造設の手術のための入院の時同室だった患者さんだ。年は70歳。私のこと孫くらいの年齢の子だと思っていた。いつ私の実際の年に気づくかなって思ってたけど最後まで気づかれなくて私みたいな若い娘さんと一緒で楽しかったって退院していかれたハセガワさん。羊羹が好

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メガネ先生のこと:病棟主治医とはなんぞや

メガネ先生のこと:病棟主治医とはなんぞや

2023/08/14

主治医であるキリスト先生のこと、そして私が先生をとても信頼敬愛しているということは既に書いたけれど、私が病院でお世話になったのは何もキリスト先生だけじゃない。今回は入院中病棟での主治医を務めてくれたメガネ先生について書こうと思う。

まずメガネ先生との出会いについて。私は腫瘍に冒された子宮と卵巣の摘出手術のため2023/1/19に入院した。手術はその翌日。婦人科病棟にベッド

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メガネ先生のことその2:つのるメガネ不信

メガネ先生のことその2:つのるメガネ不信

2023/08/14

前回↑

さてメガネ先生の話続き。

最悪の初対面を終え、私はセレブ部屋に帰り翌日の手術に備え休むことにした。
だけど眠れない。初めての入院手術。外来ではキリスト先生から覚悟を持って臨んでくださいと言われている。覚悟ってまさか死?こわい。
そしてあのメガネもしや執刀医なの?何もかもが不安。子宮と卵巣とるけど、傷すごいのできるみたいだけど、それに対して自分がどう感じるのか分か

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メガネ先生のこと3:不信からの逆転

メガネ先生のこと3:不信からの逆転

2023/08/15

↑ 前回

メガネ先生に対する不信感を拭えぬまま退院した私だったが、退院3日後に腹痛と発熱があり受診したところ、腸穿孔の疑いありとのことでCT検査。キリスト先生の担当日ではなかったが外来の診察室前でお会いできた。手術するかもとのことで「すまんね」と謝られたが、その日のうちに緊急手術でストーマ造設する羽目になった。

外科の先生に「可哀想だけど」と言われ、WOC(ストーマ専門

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