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『経験のかけ合わせ』

 時代の流れか、SNSを使う方が多くなってきている。仕事であれ趣味であれ、使い方次第ではとても有用である。

 このnoteアカウントはもともとはポケモンランクバトルの構築記事や振り返りといった、主に趣味の記録として使っていたわけだが、ちょうど勉強中心の充電期間だったということもあり、いつのまにか株主総会や資格試験の話等雑多にいろいろ書くようになってしまっていた。今月末に試験の結果が出るが、無事に合格していれば独立開業する予定である。現在も少しずつ準備しているが、明確な方向性が定まっておらずまだまだ漠然としており、かなり寄り道しているような感じはする。このnoteのアカウントの立ち位置も正直どうすべきかまだ迷っている部分がある。

 趣味の話と勉強の話、通常であれば分けて扱ったほうがよいだろうと思うのは同感である。実際、Twitter改めXでは一応使い分けている。しかし、noteのほうはあえてそのまま一アカウントで運用している。
 理由は二つある。noteの仕様上アカウントの切り替えはログアウトしてからログインし直さなければならず、非常に面倒くさい。パソコン2台駆使してそれぞれ別のアカウントで使い分ければいいわけだが、単純に面倒だったからというのが本音である。
 もう一つの理由は、異なる世界のかけ合わせの可能性を模索してみたい、というものである。未知の化学反応が起きるかもしれないという怖いもの見たさである。近年、現代社会と異世界ファンタジーのかけ合わせにより生じる様々な反応を楽しめるものとして『異世界モノ』が一大ジャンルを築くこととなったが、それととどのつまり似たようなものである。
 ここしばらくの間、少しずつ士業運営についていろいろと調べている。実際いくつかの本を読んでみると、経験のかけ合わせを重要視している意見が非常に多く見受けられる。単体の経験ではごまんといるような有象無象になってしまうかもしれない。しかし、他の経験と掛け合わせることで独自性が増す。『経験のかけ合わせ』はとても重要な視点だと感じる。

 幸いにも去年はたまたまいくつかの追い風があったおかげか、当初のポケモン界隈の人達以外の方も様々なジャンルを背景に持つ方々にたまに通りがかりにでも読んでもらえるぐらいにはなった。ポケモン対戦の話を書くときは、ポケモン対戦以外でも使える汎用性のある考え方やその他参考情報も織り交ぜつつ、極力あまりポケモンをご存じない方にも可能な限り何かしら持って帰ってもらえるよう意識するようになった。一方で今回の記事のように経験を語る場合は、学生の方でも読みやすくなるように意識するようになった。つまり、様々な立場の読み手の存在を意識して文章を書くようになったということだ。

 未だ腹落ちしない部分や検討すべき部分があるとはいえ、ひとまず当面の間は当アカウントは継続して雑多に執筆していくことにする。

『日々の気晴らしと気づきの一助になれば幸い』である。


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