『Ninja Vengeance』(1993)【忍者映画】
1988年の製作から5年間じっくり熟成され(笑)、
1993年に公開。
KKKの思想に固まった差別意識が根強い、南部のある町。
フラッと立ち寄った主人公の忍者が災難に巻き込まれる…
という、王道プロット。
【登場人物】
◆クリス … 主人公。忍術を会得。
◆サム … ヒロイン。黒人ファミリーと親密。
◆マイク … 黒人青年の学生。町民に惨殺される。
◆忍者マスター … クリスの師匠。回想シーンで登場。
◆フランク … 悪徳保安官。KKKを扇動。
◆ジェス … フランクの息子。保安官補佐。
カワサキニンジャを駆って登場する、イケメン主人公。
宿に着くなり、荷物から忍者ガジェットと
忍者ハンドブックを次々取り出し並べる主人公。
←←?何だよ!
その、忍者ハンドブックって??☆(笑)
その著者でもある、彼の師匠として登場するのは、
スティーブン・K・ヘイズ!
実際の忍術インストラクターだ。
…だがそれらのグッズは、全て警察に没収される。
以降の劇中、一切使用される事はない。
忍装束も纏う事はない。
彼を忍者たらしめるのは、時折回想する師の教えと、
唯一手元に残った、太陰大極図ペンダントくらい?
コレらが無いと、ただのマーシャルアーツ映画だ。☆
―――White power!! Klan power!!
―――White power!! Klan power!!
KKKと町民を扇動し、主人公を亡き者にしようとする
悪ガキ保安官・ジェス。
ただのドラ息子かと思いきや、主人公と
タイマン張れるだけの体術を持ち合わせており、
手負いの主人公を追い詰める。
そして、衝撃のクライマックス…!
―――極上のカタルシスを得よッッ!!☆
ぶははははは(笑)
副題(別題)の『Black and White: A Warrior's Quest』
(ブラック&ホワイト 戦士の探求) は、
主人公が拠り所とする陰陽の教えを顕すものと思われる。