『野獣死すべし』(1980)【この映画に注目!】
俺達の巨匠ルチオ・フルチ監督の、ハードボイルド・ギャング映画。
大藪春彦原作の同タイトルとは全く無関係だけど、
奇しくも製作・公開が、松田優作主演のそれと同じ
1980年というのは面白い。☆
ナポリを舞台に、裏社会の覇権争いが描かれる。
闇タバコで健全に(?)シノいできた主人公・ルカ達の街に、
麻薬をバラまく新勢力が台頭。血みどろの抗争へと発展する。
肉片が派手に飛び散る人体破壊描写。
まるでゾンビの様な死体。
この辺へのチカラの入れ具合を見る度に、
俺達のフルチ映画である事を実感できる。
今にもムックリと起き上がりそうだったな、あの死体…。☆
死体といえば、ルカが死体ゴッコで妻をビビらすのが
オモロかった。『ハロルドとモード』か?(笑)
自分以外の仲間は全て殺され、孤立無援となるルカ。
まさに絶体絶命のピンチ!
―――さあ、どうする?どうなる??☆
なんとフルチ監督が、主人公の助っ人チームの1人として参上!!
マシンガンをブッ放してスカッとキメてくれるぞ!♪
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