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都会的タッチポイント

地域魅力発見プロデューサーのジェームス・アキヤマです。

半年くらい前に新潟県を訪問した時に、地元の食材を取り扱う方が話されていました。コロナ禍の影響で、今まで百貨店で試食販売していたこともできなくなり、喫食の機会が激減して地域食材のPRができなくなった。1日も早く百貨店で試食販売を開始したいと。

それから全国各地をまわる中で、地域食材を取り扱う方に質問をしてみると、みなさん口を揃えて同じ様な悩みを持たれていました。
そこで僕なりに首都圏における地域食材のPRをどのようにしたら良いかを考えてみました。そこで出てきたのがフードデリバリーです。

フードデリバリーサービスは、コロナ禍のすごもり需要の後押しもあって、2018年に3,631億円の市場規模だったものが、2021年には5,678億の市場規模へ急拡大をしています。今後も拡大を続けるという見込みです。首都圏で生活をしていると、自分自身Uber等のフードデリバリーを使用する機会が圧倒的に多いことと、周りの友人・知人もかなりの頻度で活用をしています。首都圏での地域食材のPRをこのフードデリバリーを通してできないかと考えました。僕は愛媛でも生活をしているのでよく理解できますが、愛媛県にいるとフードデリバリーを使用する機会は全くありません。
前回のNOTEで三軸同時進行人材の重要性をお話しましたが、まさにここにあてはまります。現在進行系の首都圏でのライフスタイルを熟知していれば、フードデリバリーが地域食材のタッチポイントになる可能性が大きいことに気づくことができます。

それからフードデリバリーについて調べてみました。以前に海外でゴーストレストランが流行しているという情報を入手していたので、早速日本でもゴーストレストランが無いか調べてみました。(*ゴーストレストランもしくはクラウドキッチンとは、実店舗を持たずにデリバリーサービスのみに特化した運営業態です)
日本にもたくさんのゴーストレストランサービスがあることがわかり、初期費用が格段に抑えられることもあり、これであれば地域食材のPRに繋げるお手伝いができると思い、急遽会社の新規事業として発足させました。

Super Markit DELIというブランドをつくり、Kitchen Baseで旬の地域食材をつかったメニュー化を行い、地域食材のタッチポイントをつくりました。第一弾は新潟県の旬の食材を使用したメニュー化を行いました。(*11月10日〜は第二弾として、熊本県天草の食材をメニュー化しています。https://kitchenbase.jp/restaurant/asakusa/takeout/)

フードデリバリーで地域食材が気になって食べたお客様が、美味しい!!と思ってくれたら、その先に地域食材をECサイトで購入できるようにすることまで視野に入れてシステム構築をしています。

地域の方に、そしてその地域の食材を食べるお客様に少しでも喜んでいただいて、地域の魅力発見と地域活性に貢献できるといいなと思っています。

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