文章を書くことを学ぶ:価値を導き出す
前説
ただ書けばよい、からの脱却。書き続ければいづれ考えてしまう「価値」ある書き方ができているのか、価値を伝えることができているのかという問題。
「誰に」×「何を」×「継続」=あなたの情報配信の影響力
の「継続」については以前記載しました。今回は「何を」の数値を高める方法を読み、書き出しました。
著者:中野 巧
本質の価値を見出す
本質さえわかれば、さまざまな内容で書くことができる。美しい桜の咲かせ方、その本質がわかれば、さまざまな枝葉の桜に「美しい桜」を咲かせることができるだろう。
たが、見間違えば、仮に桜の木でなく梅の木を育てたのなら、「美しい桜」は咲かない。
木そのものを間違うことはないにしろ、間違ってしまっては目的も十分に果たせないということだ。
5つの価値を見出す質問(一覧)
①価値の源水
なぜ、今あなたから買わないとその人は損(後悔)をするのですか?
②70%の現実
どうして損する気持ち①になるのかを考え、それはどんな満たされない現実、悩みから生まれているか?
③提供できるメリット
現状の悩み②を解決するために、どんなメリットを提供できるか?
④100%の未来(顕在・短期)
③によって②が解決したら、満たされたその人はどうハッピーになりますか?
⑤120%の未来(潜在・長期)
その人の頬がニヤニヤと緩んでしまう④より先のある未来のイメージは?
5つの価値を見出す質問(各詳細)
①価値の源水
「なぜ、今あなたから買わないとその人は損(後悔)をするのですか?」
「損」という強い言葉を使っていますがそれくらいのインパクトがないとその人に対しての買う理由にはならないからです。そして人は、得することより損することを嫌います。人により求められる形をアプローチしましょう。
価値の原水をより細かくすると下記の3つの質問に分かれます。
1:なぜ「私」が買わなければならいのか
2:なぜ「あなたから」が買わなければならいのか
3:なぜ「今」が買わなければならいのか
この3つの質問を解消することができれば人は行動することができます。
②70%の現実
どうして損する気持ち①になるのかを考え、それはどんな満たされない現実、悩みから生まれているか?
何故その人は「損」と感じるのか。それを導き出すことで満たされない現実の悩み・痛みを明確にすることができます。
このときに、「ターゲット」から悩み・痛みを出そうとするとうまくいきません。なぜなら、ターゲットは架空の人物であり、不明瞭な部分が多いからです。。
架空の人物に対して、明確になっている価値から解消できる悩み・痛みに絞っていきましょう。
③提供できるメリット
現状の悩み②を解決するために、どんなメリットを提供できるか?
では、その損を解消することができる商品、サービスになっているでしょうか?
ここが合わなければ、対象を変えるか、製品の更新、向上が必要になります。合わない人に製品を押しうることはしてはいけません。
対象に対して、商品が十分に機能しているならば、ターゲットに対しての悩み、痛みに対して回答をアプローチしていきます。
④100%の未来(顕在・短期)
③によって②が解決したら、満たされたその人はどうハッピーになりますか?
70%の現実によって解消された未来になります。不満、痛みが解消された人は具体的にどういったポジティブな状態なのかをイメージ、直接的な質問とは関係ないことでも、思い浮かぶイメージはすべて書き留めます。
このときの顕在的かつ短期的に実現できるベネフィットをイメージします。
⑤120%の未来(潜在・長期)
その人の頬がニヤニヤと緩んでしまう④より先のある未来のイメージは?
なぜ120%の未来を考えるのか…。それは数あるもの、サービスの中から「これだ!」とえらばれるためには「損」を満たすだけでなくやはり「得した」と思えるものが必要になるからです。20%の分だけ、その人から感動を生み出す「得」を与えられる具体的なイメージをします。
100%との違いとしては、気付きにくい潜在的な得、長期的に得ることのできる得であることになります。
感想
「価値」を考える際に「自分」が得た価値、伝えたいと思う価値と「相手(市場」」が求める価値にギャップがあるんだなということを感じました。それが悪いわけではないです。ただ、ズレたまま伝えてしまってはせっかく自分が思う「価値」を伝えることができない。それは問題ですよね。
番人が受け入れることができる価値は無理でもより多くの人に役立つであろう価値を伝えること、それは記事を書く上では意識すべきことと思います。
上記の方法を使えばあ、伝えるべき人に伝えたいことを十分に伝えることができると思います。
価値を伝えるには価値を明確にすること、まずはこれをおこなっていきましょう。