ファッション業界の課題解決に向け、経営層に近い場所で取り組めるベストな環境を求めて
シタテルの多様なメンバーのインタビューを通して、カルチャーや特徴などを探る「sitateru voice」。今回はシタテル最年少でフィールドセールスチームのマネージャーに抜擢された志知にインタビューを行いました。親御さんの仕事の関係で、幼いころから身近だったファッション業界。大人になって、業界は複雑な課題を抱えていることを知り、シタテルへ入社。セールス、マーケ、人事など幅広い業務に携わる志知を深掘りすることで、シタテルの特徴が見えてくるかもしれません。
複雑な業界課題に対して、経営層に近い場所で取り組める環境
ーーシタテルに入社した経緯を教えて下さい
私は新卒で大手人材紹介企業、2社目に大手通信企業のメディカル系新規事業にて営業/営業企画として従事した後、3社目にシタテルを選びました。
シタテルに入社を決めたポイントは大きく2つあります。1つ目は「複雑な課題に挑戦できる業界であること」、2つ目は、「経営層に近いところで課題の解決に取り組めること」です。
新卒で入った大手人材紹介企業では、営業や営業推進をはじめ、新規事業の立ち上げ、新卒社員の研修責任者など、若手でありながらも様々な経験を積むことができました。任せてもらえることが増えたので、結果として自分ができることの「幅」が広がり「水準」を高めることができました。
しかし、平均年齢が26~7歳の若い組織かつ規模も比較的大きな会社だったので、井の中の蛙になっているのではないかと感じました。さらに自分が一段成長するために、より難易度の高い課題を抱える業界で、課題解決に挑戦したい。もっと経営層に近いところに身を置き、第一線で活躍する人の仕事ぶりを吸収しながら働きたい、と考えるようになりました。
2社目からの転職の際は、有名なスタートアップや、大手企業の選考を受けて、ありがたいことに内定もいただきました。ただ、自分が大事にしていた2つのポイントを1番叶えられるのがシタテルだと思い、入社を決意しました。
幼いころから近くにあったファッション業界
ーー複雑な課題を抱えている業界は他にもあるかと思いますが、ファッション業界を選んだ理由はありますか?
ファッション業界に強い思い入れがあるのは、父の影響です。父が子供用フォーマルウェア専門のアパレル企業を経営していたので、いつか業界にどっぷり浸かってみたいという気持ちが常々ありました。
物心がついた頃から、洋服が身近にあるのが当たり前で、その反動からか自分自身はファッションに強いこだわりは持っていませんでした。ただ漠然とした興味はあり、大学生のときに社会勉強として、父に連れられてフィリピンや中国、カンボジアの縫製工場で職場体験をさせてもらいました。
親が提携している工場周辺にはいたるところに縫製工場があり、布や新品の洋服が大量に廃棄されている様子を目にしました。業界が抱えている課題について不勉強な状態ではありましたが、学生ながら考えさせられ、強く印象に残る経験でした。
そのような原体験はあったものの、新卒ではとにかく自分が成長できる環境に行きたいと考え、IT業界や人材業界・コンサルなどの領域を中心に就職活動をしていました。
これまでは父と専門領域が全く違うこともあり、ビジネスの話をすることは多くありませんでした。しかし、シタテルに入社してからは知識が増え、親の仕事への理解が深まったので、最近になってやっと対等にこの分野について会話ができるようになりました。
このように親と仕事の話をしたり、クライアントにブランドのお話を聞いて、シーズンごとの展示会へお伺いし、sitateru CLOUDを活用してつくられたアイテムを見ることによって、この業界への想い入れも日に日に強くなっています。多くの複雑な課題を抱えていますが、自分を育ててくれた業界だからこそ、自分の手で良くしたい、もっと貢献したいという想いが入社当時と比較して高まっていることを感じています。
シタテルでの仕組み化を進める
ーーシタテルでの業務を教えて下さい
私はsitateru CLOUDのフィールドセールスとして入社しました。その後はフィールドセールスを軸に、インサイドセールスのマネジメントや営業企画、マーケティング、人事などを兼務して、あらゆる部署を経験しています。
これらの部署で主に担当した役割は、業務の標準化です。今まではsitateru CLOUDをリリースした直後で検証フェーズだったこともあり、目の前のお客様にサービスを提供することに注力していました。今はありがたいことに徐々にお客様も増え、サービスとしても安定して提供できるようになってきたので、さらにサービスを拡大させるために今まで属人化していた業務を見直しています。
例えば私みたいに業界外から来るとキャッチアップがかなり大変で、先輩の商談に同席させてもらいながら、見よう見まねを繰り返すしかありませんでした。ただ、これから組織が拡大することを考えると、「うちは、まだその仕組みがないから...」と済ませられる話ではありません。誰もがシタテルを代表して、同じ高品質のサービスを提供するためには標準化することが必要不可欠です。
営業であれば、お客様の規模や課題ごとに傾向を分析し、何がシタテルとして一番価値を提供できるのか、そのためには何をどういう順番で伝えるのが良いか、など細かいところまで型に落とし込みました。
他にも、営業としての目標数字の追い方も今までは科学する時間がなかったので、ざっくりとした目標の立て方になっていました。そこで、私が営業企画として適切な目標の設計や、達成するためにどのような数字の追い方をすれば現実的か、ということを標準化しました。この分野は新卒の時にかなり鍛えられてきたので、私の得意な分野を活かすことができています。
フィールドセールスの数字を達成するためにはマーケとの連携も欠かせません。このようにフィールドセールスを起点として、様々な部署と連携しながら仕組みを作ることで、組織の効率化に向けて着実に前進していると感じています。
ーー仕事をする上で大切にしている価値観はありますか?
どんな状況でも自分が頑張れたり、踏ん張れるように、楽しさや面白さを見つけるようにしています。
何かひとつの業務に対しても、面白くないと決めつけるか、何か楽しさを見つけるかで、スピード感や取り組める深さが変わってくると思っています。楽しくないことや面白くないことはもちろんやりたくないし、日々の仕事がその積み重ねだったらつらいですよね。
例えばインサイドセールスでアポイントの件数を追うにしても、ただ数字を積むだけであればなかなか楽しさは感じられないと思います。どうしたらチームメンバーにも面白さを感じてもらえるのか考えて、報告の仕方を工夫してポジティブに捉えられるようにしたり、自分が率先して盛り上げたり...
周りのメンバーが目の前の業務だけではなく先を見て、少し視野を広げることでそこに向けて頑張れるように、ということを意識しています。
僕自身、将来楽しく、ラクをして過ごしたい、という想いがあります。その将来のために今が多少大変であっても仕事を頑張って、できるだけ成長しておきたいです。面白さや頑張れる要素を見つけたり、なさそうだったらつくり出すことは、常に意識していますし、習慣にもなっていますね。
拡大中の組織だからこその魅力。そして課題。
--シタテルの魅力は何だと思いますか?
2つあります。1つは「裁量が大きいこと」2つ目は「人が面白いこと」です。
シタテルはまだまだ成長途中で、人が十分に足りている状況ではありません。でも、その分挑戦する機会も多いし、自分の責任の範囲も広げられることが面白いです。
自分がやろうとしていることに対しても、フィードバックをもらって修正してまた進められる。何かやりたいことに対して納得できない理由で制限がかかることはないですね。
またシタテルはバックグラウンドが特殊で、いろんな属性の人がいることも魅力です。過去にいた会社は、良くも悪くも似たような経歴の方が多かったように感じます。シタテルでは「ファッション業界を変革していきたい」という熱い気持ちをもった人や、「拡大中の組織で事業課題に向き合いたい」という高い志を持った人など、様々な人がいます。バックグラウンドが異なる人たちが一つのチームとなって課題に取り組んでいくことは、一筋縄にいかないことも多いですが、だからこそ非常に面白いです。
ーー今後挑戦したいことを教えてください。
組織間の標準化を仕上げていきたいです。
これまで仕組み化を進めてきましたが、まだ第一段階です。そのため、仕組み通りに進まず、修正が必要になってくる場面も増えると思います。いろんな影響を受けると思いますが、改善を繰り返すことによって、より精度の高い仕組みが出来上がるのではないかと思っています。
あともうひとつは、組織の潤滑油のような役割を果たしたいと思っています。先ほどお話ししたシタテルの魅力は、一方で課題でもあると思っています。成長途中にいるからこそ、認識のすり合わせが不十分な場合があります。例えば複数部門が関係する事象があった際、認識が違っていて統率が取れていない時があります。
大人な対応をされる方が多く、気になることがあったとしても自責で終わることが多いのが現状です。今はそれで収まったとしても、組織が大きくなると問題が大きくなって表面化する可能性があると思います。複数の部門を兼務して多くのドメインを見ている私だからこそ、組織間の連携を最適化していく役割を担えればと思っています。
ーー志知さん、ありがとうございました!
シタテルでは、組織やメンバーに共感いただける方からのご応募をお待ちしております!
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