【京都/居酒屋】遊亀 祇園店
お久しぶりです。お酒と食べることが好きなライター、むなかたです。京都に住んでいます。今日はね、久々に自分の好きなことを叩いてみようと思って、noteを開きました。仕様が少し変わっていて、驚いていたりいなかったり。
さっきふと思ったのですが、お金をいただいて「仕事」として文字を叩いていると自分が書きたいことを見失うことがあります。それはもちろん仕事として当たり前なのだけど、そうしてしまうと「好きなこと=お金関係なく書きたいこと」が書けなくなってしまう。
より良い文字単価や記事単価になびいて、もともと好きなことを書いている方ではあるけれど、やっぱりどこか無意識に比較して、好きなことを書いていないなあと感じたのです。
そういうわけで、今回は最近再熱している日本酒愛について自由に叩いていきます。舞台は、京都・祇園に店を構える「遊亀 祇園店」。
「遊亀 祇園店」で日本酒をたしなむ
コロナが落ち着き、ちょうど紅葉の時期ということで、オープンの16時過ぎにお店に向かってもだめでした。すでに先客あり。後ろに並んでいたお客さんとお喋りしたり、道行く人々の姿を眺めたりして約1時間ほど待って、いざ入店!
知ってますか、精米歩合100ってお米を一切磨いていない日本酒なんですよ。10年に満たないくらいの日本酒人生ですが、それなりに日本酒のことを知っていたつもりだったので、玄米で日本酒が造れるなんて知らなかった!
しかも、これがとんでもなくおいしい。カラメルのように香ばしくて、芳醇で。日本酒特有のアルコール感もクセもなくて飲みやすい。実は最近、会社員時代ほどお酒に対する愛情がなくなってしまって、あまりお酒への探究心がなかったんですが、精米歩合100を飲んだ瞬間に雷に打たれたんです。
「なにこれ、うますぎる……」
私を日本酒沼に連れて行ってくれたのは、福島県の「奈良萬(ならまん)」という日本酒なんですが、それ以来の衝撃でした。初めてクラフトビール飲んだ感じに似てる。それ以来、金亀のトリコになってしまって、直営店に足を運んだというわけです。
たまたま6代目の岡村さんにお話を伺う機会があって、「どうしてお米を磨かなくてもこんなにおいしいんですか」と質問してみたら、
「丁寧に丁寧に日本酒を造るんです。米を洗うところから、浸すところ、瓶に詰めるまで丁寧に造ることで、精米歩合100ができるんですよ」
と教えてくれました。
というわけで、私の日本酒人生に再び光をもたらしてくれた金亀の精米歩合100は、私の人生において大切な1本になったのです。
料理もお酒もリーズナブル
話が脱線しました。
遊亀では、おいしい料理もいただけます。海鮮はもちろんのこと、お酒のアテ、京都名物の粕汁、フライドポテトなんかも。祇園という土地柄、お値段も目を見張るほどお高い……なんてことは一切なく、どちらかというとリーズナブル!
気になる日本酒も、精米歩合によって金額が異なりますが、グラスで400円〜ほど。しかもグラス一杯に注いでくれるので、嬉しさましまし。精米歩合の日本酒のほか、季節酒もいただけます。(私が行った11月は、ひやおろしとしぼりたて、濁り酒がありました)
ちなみに、南座(歌舞伎の)が近いので芸能人もお忍びで来るそう。私が行った時も、ふらっと見たことのある俳優さんが入ってきて、思わず顔を覆いました。(驚いた)
岡本本家「長寿金亀 赤(精米歩合100)」
私の日本酒人生に、再び光をもたらしてくれた「長寿金亀 赤」。
720mlのみの販売で、2,200円(税込)。
あまり売っているところないみたい(わたし調べ)ですが、
見つけたらぜひ買って欲しい。もしくは、遊亀で飲み比べもおすすめです!