“キラキラネーム”調べてみた!
【キラキラネームって?】
皆さんは“キラキラネーム”をご存知だろうか。
Wikipediaによると、“キラキラネーム”とは、
『伝統的でない当て字、外国人名、創作物の登場人物名などを用いた奇抜な名前の総称』と記載されていた。
しかし、何をもって「これは“キラキラネーム”である」と言えるのかはまだ分からない。実際に、カタカナで「ブラウン」という外国人名が付くハーフの友人がいるが、これは“キラキラネーム”とは皆捉えないだろう。
このように、どこからが“キラキラネーム”であるのかという定義はまだない。
【キラキラネーム、調べてみた】
さて、ここで少し“キラキラネーム”としてどんなものがあるのか。
インターネットや今日の新聞に載っていたものをいくつか書き出してみる。
●「海」=マリン
これは結構“キラキラネーム”の中では代表例な気がする。
今日の朝日新聞によると、パスポート登録者に「海(マリン)」さんが約200人いるという。
ちなみに余談だが、私はこの名前を見ると真っ先にパチンコ海物語が思い浮かぶ。
●「光宙」=ピカチュウ
きっとこれを付けた親は、『ポケットモンスター』の大ファンか、『ピカチュウ』の大ファンなんだろう。これを思いついた人がすごいと思う。
一見、「光宙」という漢字の並びに違和感はないのだが、これを「ピカチュウ」と読むとなると話は違ってくる。
●「七音」=ドレミ
なんてファンタジーというか、もはや名づけ親の創造力の高さに賞賛を送りたくなってしまう。「七音」と書いて、「ななお」とか「ななね」とかならまだいいと思うが、これを「ドレミ」と読むのは、なんだか本当にファンタジーである。
「七音」=「ドレミファソラシド」にならなかったのが、まだ良いかもしれない。
●「悪魔」
これは漢字の読み方通り、「あくま」という名前である。
実際、過去に自分の子供をこの名前で役所に提出しようとしたという例があるそうだ。両親は、ただいたずらに「悪魔」と名付けたいと思ったのではなく、「悪魔」の意味を考えた上で、この名前にしようと考えたらしい。
結局、役所から止められた事で違う名前になったようだ。
これらの他にも、
「王子様(おうじさま)」
「高(ひくし)」
「太郎(マイケル)」
「姫星(キティ)」
「奇跡(ダイヤ)」
「愛保(ラブホ)」
「黄熊(プウ)」
「今鹿(ナウシカ)」
「皇帝(シイザア)」
など多数の“キラキラネーム”があるらしい。
こう見ると、アニメや漫画の影響が見られるものが多く感じる。
【キラキラネームに対して思った事】
さてここまでいわゆる“キラキラネーム”をいくつか調べてみて、思ったのは、名付けた人の想像力、創造力が豊かすぎるという事である。
また、確かに漢字を訓読み、音読みしてもそうはならない名前がほとんどではあるが、なぜか納得させられてしまう読み方が多く感じた。
人類は、はるか昔から存在する生き物であり、その総数は計り知れないものであるがゆえに、前例のある名前ばかりが溢れてしまう事や、名前の個性が弱いかもとなってしまうのは致し方ない事だと思う。
その上で、“キラキラネーム”のような前例にない個性的な名前を付ける行為というのは、魅力的なようにも私は感じる。
しかし、その名前を付けられて一生生きていく事になるであろう子供が、将来どう思うかなどというように、子供の今だけでなくて、未来の事を想像して名前を創造しなければならない。
(1442字)
参考
「名前の読み方「一般に認められているものに」」,朝日新聞,
2023‐02‐03,朝刊,p29
「キラキラネームランキング発表、「姫星(きてぃ)」「本気(まじ)」など奇抜な名前も」、リセマム、2013年10月23日(https://resemom.jp/article/2013/10/23/15700.html)
「キラキラネームの現状とは?実際に起きた騒動や結末も紹介」
資産形成ゴールドオンライン、SGO編集部、2022年5月31日
(https://gentosha-go.com/articles/-/43229)
キラキラネーム
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%A0)