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「傲慢と善良」大学3年生の読書記録

このページを開いていただいた方ありがとうございます。
まず最初に思ったことを殴り書いてます。
また、あくまで一個人の感想です。読みづらさとかあっても適当に流してください(笑)!!!この本を一度でも読んだことがある方向けだとおもいます。


正直、自分にとって
「傲慢と善良」という2単語はあまりなじみがなかった。
でも、この本を読んでからは、
「傲慢や善良って表現しないだけで、身近にあふれていることなんじゃね?」と思ってる。
自分も友人も傲慢であり、善良でもあるのではないか。


小説は婚活が題材だけど、
自分ら大学生って恋愛大好き(THE偏見だけど)やん?
高校の友人にも会うたびに彼女できた?って聞いてくるし・・・
だから、余計イメージがしやすかったし、没入できて、自分と架の境界線がどんどん近づいていく感じがあった。

一番の衝撃は下の文章を読んだときだった。

「現代の日本は、目に見える身分差別はもうないですけれど、一人一人が自分の価値観に重きを置きすぎていて、皆さん傲慢です。その一方で、善良に生きている人ほど、親のいいつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて、”自分がない”ということになってしまう。傲慢と善良さが矛盾なく同じ人の中に存在してしまう、不思議な時代なのだと思います。」

傲慢と善良 P.135

「人に言われたからやる。」
「あの人がこう発表したから自分らもこれでいこう。」
「今度行くご飯屋さん適当に決めといて、俺はどこでもいいよ」
「時間と場所決まったら教えて」
誰かに決めてもらうってことにめっちゃ身に覚えがあった。

しかも

「この人はピンとこないな」

これまで言葉にしなかっただけで心のどっかでおもったことあるよな?ってなった。
恋愛に限らず、授業のグループワークでも
「この人と自分は合わないな」って、
自分の価値観とは違うからしょうがないって
育ってきた場所が違うんだもんって
こっちは東京でお前は地方だもんな(ここまではさすがに思ったことはないけど)

ピンと来ない、の正体は、その人が、自分につけている値段です

傲慢と善良 P.137

これって読んだとき冷や汗かくぐらい言い当てられたと思っていて、
知らないうちに自分に値段をつけてて、
しかもそれは自分の強みのとこしか評価してないし、
苦手なこと欠点には見て見ぬふりしてるなって。
マジで傲慢だったなって・・・

言い方選ばずに言うと
自分とこの人は釣り合ってないな
自分のほうが上じゃね?って言葉にしないだけで思ってたかもしれないし
マジで思い上がりもいいとこだなって今になって思う。

これって自分だけじゃなくて、周りの人の影響もあると思う

あの子と付き合うのはもったいない

こんなこと言う人いる?っておもうかもしれないけど実際にいたんですよw
結局つきあってる当人が幸せならいいじゃんってなるんですけどね・・

感想まとめ???

ほんとに誰もが一度は恋愛経験があるなら?なくても?
今の現代社会で過ごしてる中で
無意識に思っているかもしれないことに対する解像度が高いなって感じました
なんか小説のはずなのに、
恋愛のメンタルというか心構えを教えてもらった気分になりました。
21歳でこの本を読むのは、
まだ人生経験が少ないから十分理解・吸収できていないかもしれないけど
5年後、10年後にもう一回読みたいと思うような小説でした。
とりあえず、恋愛に困ってる友人にまずは貸して感想を聞きたい!!!

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます

普段読むビジネス書だったら人に話せる用の自分のメモで終えるのですが、
今回は小説だったこともあってか
思わず感想をちゃんと書きたいって欲がでてしまいました。
それぐらい面白かったなって思いました。
でも正直、まだ全部を自分に落とし込めてはいないので
ある程度は自分なりに解釈できてたらいいなって思います
これを機に小説もう少し買ってこようかなっておもってます


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