寄り道
学校からの帰り道、
なぜか心が重たくて
家に足が向かない。
最初の頃の記憶は
小学校低学年。家は
小学校までの距離が遠い
学区の分岐点の端にあり
子供の足で20分かかった。
帰り道にはたくさんの
人ではない友達がいた。
大型犬に挨拶して
路地にいる猫を撫でて。
玄関前にいる九官鳥と
おしゃべりして。
工務店でカンナで削った
フワフワをもらったり。
本当になかなか家に
帰らなかった。
唯一、暑い夏だけは
喉が渇くので
しかたなく家に帰った。
今も夏は苦手な季節💦
ある程度大きくなって
帰りたくないのは
家が居心地が悪いから・・。
と気が付いた。
それでも私は、ご飯は
ちゃんと食べられたし、
親が何日も帰らない様な
虐待はなかった けれど、
そんな私でも
重苦しい気持ちを
思い出しては、今でも
心がザワザワしたり
泣きたくなったりする。
尊重された経験がない・・
みたいな、虚しさ。
私でさえ苦しくなるのに、
ニュースの様な経験をした
子供たち、子供だった人
その心の傷を想像すると
ギュッとなる・・。
帰りたくなる家って
どんな家なんだろう?
※ 私が子供だった頃、
黒い九官鳥を飼う家が
結構あり、一軒家の
玄関前←公道に鳥かごを
出している家を
多く見かけました。
黒い九官鳥、今見ると
ちょっと怖い💦
逆に子供の頃は黒猫が
怖かった。けれど今は
クロネコさん好きです。