詩『スノードーム』



『スノードーム』

ゆかり



時の園に閉じ込めた 一瞬は永遠の輝き

スノードームは小さな箱庭 僕らだけの世界

沈殿した旋律が 白い花と舞う紙吹雪


僕の手の中 幸せの結晶

徒花の見る 昼の夢のように

まつげに震える 六花のように

砂上の楼閣は築かない


黄昏の道を並んで歩こう

君が風邪をひかないように

あたたかい家へ帰ろう

右手にやさしさ感じながら


硝子玉に閉じ込めた 大切な宝物の輝き

スノードームは小さな箱庭 ふたりだけの世界

白銀の静寂で 不香の花に口づけ歌おう







某僕らだけが世界な方々イメージの詩。
一昨年のスカウトに大ダメージを受けて書いたものを発掘したので。


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