梅雨の雨音と朝夕の涼しさ、そして真昼の暑さ、控えめに主張を始めたセミの鳴き声とカエルの合唱。 とうに半袖シャツに衣替えをしたこの時分、じわじわと本格的な暑い夏が迫り来る束の間の平穏は、定職につけぬまま実家の子供部屋で物悲しく寝起きする私の日々に停滞し、将来についての目を逸らしたくなるような焦燥感を抱えた私に、容赦なく郷愁の念を思い起こさせていた。 もう、10年以上も前のこと。小学校最後の夏休みを、最近しきりに思い出してしまう。 山の麓の長閑な町に、私は生まれ12歳までをその
イヤホン壊れたの悲しいからサポートセンターに修理のお問い合わせしてたら、約半額で新品と交換してくださるそう…!!普通に新しいものを買うよりお得でとてもありがたい☺️
今日はとっても縁起の良い日、運の良い日って聞いたけど、深夜にお気に入りのイヤホン壊れて代用品の購入費と修理代の臨時出費が嵩むし、朝起きたら謎に胃が痛くて消化の良いものたべて布団に寝てなきゃいけないしで散々な午前中を過ごしてしまった。午後はせめて何か楽しいことしよ…
今日は何か文章を書きたい気分だった。この土日はほとんど本を読むばかりで、インプットはできてもアウトプットができなかったからだろうか。 本当は自分自身の心の内からあふれた言葉で創作した作品を載せられればよかったが、残念ながら上手いこと生み出せなかった。とはいえ過去の私が苦心して生み出し完成させた過去作を、さも今考え付いたかのようにして発表する気分でもない。 かと言って、何も文章を書かずにのんべんだらりと過ごしていると、時間や人々はせわしなく流れる川のように先へ先へと流れて進
『スノードーム』 ゆかり 時の園に閉じ込めた 一瞬は永遠の輝き スノードームは小さな箱庭 僕らだけの世界 沈殿した旋律が 白い花と舞う紙吹雪 僕の手の中 幸せの結晶 徒花の見る 昼の夢のように まつげに震える 六花のように 砂上の楼閣は築かない 黄昏の道を並んで歩こう 君が風邪をひかないように あたたかい家へ帰ろう 右手にやさしさ感じながら 硝子玉に閉じ込めた 大切な宝物の輝き スノードームは小さな箱庭 ふたりだけの世界 白銀の静寂で 不香の花に
『マグロは一生泳ぎ続けなければ死んでしまう』 幼いころ、初めて聞いた時は衝撃だった。 マグロは口を開けたまま泳ぐことで鰓に水流を当て、新鮮な酸素を取り込み呼吸をしているから、泳ぎを止めると窒息してしまうのだ。さらに、海水よりも密度が高く重たいからだが暗い海の底に沈んでしまわないために、日夜問わず彼らは冷たい海の中で泳ぎ続けている。 ふかふかのお布団で寝るのが大好きで、運動が苦手だった私は「一生休めないなんてかわいそう。ゆかりは人間に生まれてきてよかったぁ」と他人事のように安
変態でも傘はちゃんと持ってるんだな。 私は急に話しかけてきたその男が腕にかけている黒い傘を見ながら、場違いな感想を抱いた。 「おねえさん、すいません」 数年前、用事を終えて帰宅しようと、曇天の街を歩いていたときのことだ。 突然、知らない男に話しかけられた。 ああ、またナンパか。どんなにイケメンでも無害そうでも、ナンパしてくる男と付き合う趣味はないんですよね、と思いながら声の主を見やる。 男は白いシャツに黒のジャケット、黒のスラックス、そして黒のシルクハットをかぶっていた。
ペンダントをなくした。 大切なひとからの贈り物だったのに。 首元が寂しいことに気が付いたのは、布団から出て部屋の肌寒さに身震いしながら、トイレに行った帰りだ。 洗面所で手を洗っている時に、ふと鏡に写った自分の姿に違和感を覚えた。 あっと思って、自分はすぐに寝ぼけた頭をはたらかせ、昨晩のことを思い出す。 昨晩は、Aと終電間際まで飲んでいて、アパートの自室に戻ったのは、とうに日付を超えた深夜のことだった。 そんなに遅くなってしまったのは、自宅の最寄りのバス停を通る最終バスを逃
2020/11/01 のメモより推敲 月 詩 二篇 一 窓辺に坐り、唯一人を心に抱く 一千年も昔、平安の人も詠んだ月が 湛えるはふへんの美と妖しさと 魑魅魍魎が蠢くハロウィンの夜 液晶 ーブルーライトー は零時を映すのみ いっとう輝く 青い月 ーブルームーンー 手の届かない 太古の望月 二 闇夜を統べる望月に 敬意を表した雲ゝが 姿を隠し晴れ渡る 星ゝさえも恥じ入るのに 地上に瞬く街灯の なんと風情のないことか 今宵限りは地の星よ 役目を忘れて振りさけ見れば
幼稚園の頃だったか。 幼馴染の男の子が、昼間の青空に見える月を見て、「知ってる? あれ地球なんだよ。地球が見える」といった。 私もまだ幼子だったが、今自分が立っているこの地がまさに地球であると知っていた。そしてあれが昼に見える月だということも。 だから、「違うよ、月だよ」と反論したが、「だって幼稚園の先生がいってたもん」と譲らない。「昼間に月はみえないんだよ」とも。私は、暗くなると見える月や星は、昼間にはなくなるわけじゃなくて、ただ見えないだけだと、母から教えてもらって知って
小学生の頃ストレスで不眠だったときに聞いてた眠りのための音楽CD、事情あって再生出来なくなってたんだけど、今ようやくiTunesに取り込んでイヤホンで聞けてて、エモすぎる。10年以上ぶり。しかも当時はCDMDプレイヤーで聞いてたから、ちゃんとした音質で聞いたらめちゃくちゃ音質良い
どんなに衝撃的なことがあっても、私は生きています。というか、時間が勝手に進むので、否応なく未来へ存在し続けなくてはなりません。 昨日は、三浦さんが命を絶たれたことに引きずられたままに眠りに就きました。大ファン、というわけではないのですが、それでも心は沈みます。母が私以上にショックを受けていたので、それの影響もあったと思います。奇しくも、生放送の歌の番組もやっていて、MISAさんが東大寺の大仏の前ですばらしい歌を披露されたりしてるのを見ていたのも、故人について思いを馳せるきっ
きっとこういう悩みがあったからだとか、こういうことが原因だとか、そんな憶測を(たとえそれが事実であっても何ら変わらない)訳知り顔で語る胸糞悪い映像が、平気でお茶の間に流れる。この異常性にどうして誰も気づかない? 彼は、そんなことされたいがために死んだわけではないでしょう?
ただただ、私の思うことを言葉にしているだけだれど、あまりにも世間へ衝撃が大きくて、何を言っても、言葉を尽くしても、なんだか違うきがして。でも、自己決定の尊重をしたいことと、メディアのいつもの胸糞悪い報道が心から憎いということだけは事実。
月のもののためのホルモンバランスの乱れのために今日は朝から機嫌がよろしくない。 昨日はショッキングなニュースが世の中を騒がせた。 人気が高くまだ若い方の突然の自死だ。交流のあった方や応援していたファンにとってはとくに、深い悲しみに包まれ、信じられない思いで、”どうして”という疑問がぬぐい切れないだろう。 私は、彼の存在について知ってはいたけれどもファンであるというわけではかったが、驚いたし、とてもショックな出来事であることに変わりはない。 けれど、私は自死とは究極の自
恥しかないうえに取り留めもなく書き綴っているだけの私の記事にいいねくださる方天使じゃんありがとうございます。普通に日記帳に書くだけでは満たされることのない承認欲求が満たされていく〜〜