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短歌という肯定【エッセイ】

 なんで短歌を詠んでるのかといえば、肯定したいからなんだと思う。

 自分の生を。目の前の風景を。詩情を。できれば、ダメな部分も含めて。

 卑近な例でいうと、きょう、僕は思いきり後ろ向きな気持ちで仕事をしていた。体調があまり優れなかったとはいえ、褒められた姿勢ではなかったと思う。

 帰ってからも、仕事のことが頭から離れなかった。逃げたことには、ふしぎと後から追いたてられるのだ。だから迷ったけれど、くよくよと歌にすることにした。

後ろ向きだった一日でも渋く働いてきた。お疲れ様だ。

 すると、ふっと気持ちが楽になった。ダメな部分もひっくるめて、ぽん、と「自分」として受け入れる心持ちになれたのだ。

 ◯

 読んでいただき、ありがとうございます。

 これからも短歌に救われたり、背中を押されたりしながら、日々をなんとか過ごしていきたいと思います。

 そんなさなか、少しでもみなさまに響くものがありましたら、スキやフォローしていただけるとありがたいです。とても励まされます。

 それでは、また。

 しんきろう