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生きてゆく旅【短歌6首】

背伸びして手指に触れた梅の花あなたみたいにやわらかかった


さあ君と生きてゆく旅、嬉しいよ髪を切るたび爪を切るたび


気兼ねなくくすぐり合って笑いたいかなしいことがあった時こそ


こんな日もあっていいんだ 黄昏に消えそうになりまた光りだす


音もなく涙は流れ落ちるもの 夜空に見えた星がふくらむ


できるだけ力を抜いて目を閉じる 大丈夫だよみんなひとりさ



○○○○○○○○

 見ていただき、ありがとうございました。