自分を苦しめるものの正体
日々を生きていると、
とても理不尽に感じることがあります。
自分ばかり辛くて、
「どうしてみんなあんなに楽しそうなんだろう」
「どうして自分はこうなんだろう」
そう思ってしまうことも、
ありますよね。
人は誰でも、
「考え方の癖」を持っています。
わたしたちは「考え方の癖」の元になる
価値観や信念がある為に、
物事をありのままに見ることができません。
自分と全く同じ体験をしても、
みんな同じ捉え方をするかというと、
きっとそうではないですよね。
だとしたら、
自分を苦しめるものの正体は、
「考え方の癖」にあるのかもしれません。
そしてそれは、
幼少期にヒントがあると思うのです。
わたしたちは幼い頃、
親や養育者との関係や、社会環境の中で、
自分の″価値観″や″信念″を形成していきます。
「こうでなければいけない」
「こうあるべき」
「こんなことはしちゃいけない」
といった″考え方の癖″は、
心のフィルターとなっていつも存在しています。
そしてわたしたちは、
心にそのフィルターがある事を、
忘れています。
物事を見る時、
そのフィルターを通してしか見られなくなっているので、
それが当たり前になってしまい、
自分の感じることが全てだと思ってしまうのです。
誤解のないように付け加えますが、
価値観や信念は、悪者ではありません。
わたしたちが自分を守る為に身につけたものであって、
それを信じることで、
自分の心がこれ以上傷付かないように、
一人では生きていけなかった小さい頃の自分や、
過去の傷付いた自分には必要だったものです。
大切なのは、
自分にどんなフィルターがあるのかを、
知るということです。
そして、
そのフィルターを通して見ていることを、
忘れないことだと思うのです。
自分の考え方が全てではない。
正解は、ひとつではない。
そして、
自分にどんなフィルターがあるかを知るために、
今ある苦しさはいつ頃から感じるようになったのか、
きっかけになる出来事があったか、
どんな時に嫌な気持ちになるか、
自分を深く知る事が必要になってきます。
「自己理解」があって、
「自己受容」がある。
どちらも、生きづらさを解消する為には、
不可欠なことだと思います。
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