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やっぱり凄い『余命10年』再読イチオシ候補

『余命10年』
この本を読み終えて既に1ヶ月が経ちました。
読了後の印象は前回記事にしました通りです。


既に本書を読み終えて48時間以上が経過しています。
普段は徐々に記憶が薄らいでしまうのですが、今回は時間が経つにつれ益々鮮明になってくる。ふとした時に思い出してしまい、気がつけばひと目を憚らず涙が頬を伝わっている。

-ゆーじ記事抜粋-


48時間後の印象を記事にしていますが、1ヶ月経った今でも鮮明に記憶に残っています。ふとした瞬間に思い出してしまいます。それほどのインパクトがありました。




推薦図書としてnoteで記事にしたところ、早速クリエータの「かのんさん」が読んでくれました。いやぁ、本当に嬉しいですねぇ。


かのんさんはどうやら通勤電車で読まれているのかな。
「通勤電車で読んじゃだめだ...」と呟かれています。
電車で読んでしまうと大変だと思います。僕も電車で読みましたが、涙が止まらず苦労しました。マスクを目の下いっぱいまで引き上げて顔を覆い、何とか周囲を誤魔化そうと試みましたが、嗚咽してしまう程の衝撃には応急処置出来ませんでした。


特急電車に乗っていたのですが、車掌さんに「どうかされましたか」とお声がけ頂いた程です。何とも情け無いやら恥ずかしいやらで。。。



一度ゾーンに入ってしまうと中々抜け出せません。
かのんさんは「ONR PIECE」に切り替えられていますが、可愛らしいですね。僕の症状と全く同じで、頭の中の残像が凄すぎて消せないのです。


『余命10年』には、人間の弱さ、儚さ、もろさ、強さ、悲しさ、もどかしさ、楽しさ、それが全部詰まっている。茉莉(主人公)は決して強くて特別な女の子ではないし、か弱い女の子でもない。ごく普通の女の子が感じる最適な人生の送り方が描かれています。


図画工作室の棚の一番奥。卒業制作の版画で使うベニヤ板を取り除くと、それは真実に変わる。今日も想い人を抱えた少女が放課後のチャイムと共にやってくる。積まれたベニヤ板をどかすと、伝説は本当だったと感嘆の声を上げた。

-『余命10年』の文章抜粋-


結局、ここの場面の印象が強すぎます。


時間軸の美しさに打ちのめされ、たわいも無いはずの一コマが、やがて学生たちによって語り継がれる。小さな恋の物語が、これ程までに心に突き刺さるとは予想していませんでした。


読書の秋です。
人間関係、勉強、仕事、育児、全てにおいて、苦しみやストレスを抱えている全員に読んで欲しい作品です。


最後まで読み進め頂きありがとうございました。
読書の秋をじっくり堪能しましょう。🍁


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