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【中間管理職カルテ】マーケティング戦略までの基本的ステップ

全ての市場を狙っても成功しない

「市場の性格」「競争相手」「自社の製品」そして「市場の絞り込み」を考える。つまり「ターゲティング」を明確にします。


「STP」って聞いたことありますか?
市場を細分化してターゲットを絞り込む。最後にポジションを決めるプロセスをマーケティングの「STP」と言います。


✅ セグメンテーション
✅ ターゲティング
✅ ポジショニング


世界中の全ての市場を狙うことは不可能ですので、市場を細かく分けてみる。会社によって狙える市場は違ってくるので、ある程度狙いを定め市場を決定する。当然その市場では競合がいるので、自社品と競合品を品定めした上で「差異化」が必要となる。その結果を踏まえ、製品の最適な「ポジションング」を決定するのです。



「マーケティングミックス」(MM)

「4P」を効果的に組み合わせる。

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上記の「4P」のどれが欠けても製品の「売れる仕組み」は出来ません。これらを上手に組み合わせることを「マーケティングミックス」と言います。


分かりにくいので具体例を挙げてみます。
代表的な物に「ヨード卵・光」があります。健康卵としてロングセラーとなっていますが、元々はヨードを含む健康な卵として売り出されています。1個¥50と卵としてはかなり高い設定です。しかも固定価格でここ数年間変動していません。健康食品として定着しているからです。


「ヨード卵・光」は1976年に誕生していますが、当初はスーパーでは全く取り合ってもらえなかったと言う。そこで「小規模の小売店」で販売をスタートします。また、大規模な宣伝を打たず、「大学の医学部」でヨードを含む卵の健康効果に関する研究を進め、結果をマスコミで取り上げてもらう方法を選択。つまり、プル型の営業を展開した事になる。その後、大型スーパーでも取り上げられ現在に至っているのですが、価格は定着したままで推移し、誰でも一度はその名前を聞いたことある「卵」として君臨しているのです。これが「ブランディング」なのです。


🌼 製品:「ヨード卵・光」
🌼 価格:¥50
🌼 場所:大学医学部
🌼 販売:小さな小売店


このように「4P」の組み合わせは非常に重要となります。


「STP」と「マーケティングミックス」(MM)を「マーケティング戦略」と呼びます。🍀


マーケティングミックス(MM)は「4P」のそれぞれについて4つに分けて考えるのが一般的です。


①製品戦略
②プロモーション戦略
③価格戦略
④流通戦略


これらの戦略を具体化して実施した後に「結果」を評価して分析し「フィードバック」します。このプロセスをマーケターは頭文字を取って「RSTPMMI(Implementation)→C(Control)」と呼んでいます。🍀


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このプロセスを検討しながら「目標設定」を打ち出します。


✅ 誰に(セグメンテーション)
✅ どんな価値を(ポジショニング)
✅ どのように提供するか(4P / 4C)


商品を販売するときには大小にかかわらず一度このプロセスで検討してみてください。何か良い「ヒント」が思いつくはずです。🐤


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最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
引き続き、少しでもお役に立てる記事の掲載に努めます。


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