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課題の詩(練習)

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ある言葉をテーマに詩を書いた作品です
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#人生

詩『旅の途中』

『旅の途中』

 宇宙だって 旅の途中
 地球も人類も 何もかも

 凍りついた スマホの画面
 それだって時間は 過ぎている

 すべて死んで 終わるけど
 つながって続いて 受け継いで

 どんな人も 過去のバトン
 誇っていいんだよ すごいんだ

 君も僕も 旅の途中
 恥ずかしい事でも 楽しもう

 世界はずっと 旅の途中
 おみやげ買うより 遊ぼうぜ

詩『明日に向かって歩く、でも』

『明日に向かって歩く、でも』

 深夜までゲームして眠らなかった
 目覚めても眠たくて仕事を休む
 不機嫌を知っていて母は説教
 だからつい口喧嘩、部屋にこもった

 夕方に待ち合わせ友達と会う
 ありったけ愚痴を言いお酒を飲んだ
 このままじゃいけないと焦りはあって
 でもそれで結婚は、違う気がした

 何者でもないけれど
 愛してくれる人はいる
 夢見たくて傷ついて
 逃げ込む腕はあるけれど

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詩『意味がないこと』

『意味がないこと』

 いつか死ぬなら
 人生なんて、意味がない

 実らないなら
 愛情なんて、悲しいね

 金が無いから
 未来に夢は、見たくない

 意味がないこと
 笑い飛ばせば、意味になる

 人は殺され
 命じゃなくて、ごみになる

 選挙したって
 権力争い、空のうえ

 輪廻転生?
 それでもわたしは、今がいい

 意味がないこと
 かき集めれば、笑ってる

 意味がないこと
 笑

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詩『風に身をまかせ』

題名(テーマ)
『風に身をまかせ』

たんぽぽになり
空の雲になり
風に身をまかせ
私は生きた

ドブに落ちたり
台風にも会い
ながれ着いた此処
暗闇だった

後悔をした
恨んだりもした
だけどまたキミを
思い出し…泣く

宝石になる
エピソードがある
風に身をまかせ
幸せでした。

詩『耳を澄ますと』

題名(テーマ)
『耳を澄ますと』

眠るまえ、耳を澄ますと
静寂が聞こえる

それは冷蔵庫のコンプレッサー?
それはレコーダーの回転音?
それは自動車の走行音?
それは夜行性の虫の生きる声?

そして、どっくんどっくん
私の心臓の音がする

眠るまえ、耳を澄ますと
静寂が聞こえる

静かだけれど無音じゃない

非情で冷たい世の中だけど
悲しく苦しい人生だけど
耳を澄ますと、聞こえてくる

それだけ

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詩『風に乗って』

題名(テーマ)
『風に乗って』

海の見える丘の上のホテルへ
白い波と浮かぶヨット…
眩しい太陽

緑深く蝉の声や風の音
古い椅子の高原列車…
山頂めざして

知らぬ町と知らぬ人と会いたい
今の自分なんて捨てて…
暮らしてみたい

花になって空のベッドで寝ころぶの
時もわすれ風に乗って…
あなたを想うの

機械仕掛けの急ぐ人の摩天楼
車、ノイズ、仮面の群衆…
都会の交差点

故郷なんて駅と山とおみ

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詩『何気ないふり』

題名(テーマ)『何気ないふり』

とんでもないふりをして、生まれ
とんでもないふりをして、愛され
とんでもないふりしてる、じぶん

何気ないふりをして、生きて
何気ないふりをして、愛し
何気なくひとりきり、じぶん

死んでいるふりをして、隠れ
死んでいるふりをして、ねむり
死ねなくて食べている、じぶん

何気ないふりこそが、せかい
何気ないふりこそが、人生
何気ないふりのうそ、うざい

何気ないふ

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