詩『明日に向かって歩く、でも』

『明日に向かって歩く、でも』


 深夜までゲームして眠らなかった
 目覚めても眠たくて仕事を休む
 不機嫌を知っていて母は説教
 だからつい口喧嘩、部屋にこもった

 夕方に待ち合わせ友達と会う
 ありったけ愚痴を言いお酒を飲んだ
 このままじゃいけないと焦りはあって
 でもそれで結婚は、違う気がした

 何者でもないけれど
 愛してくれる人はいる
 夢見たくて傷ついて
 逃げ込む腕はあるけれど

 あたりまえの顔をして
 季節が今年もめぐってく
 明日に向かって歩く、でも
 満足できない、これは…なに?

 この幸せ噛みしめて
 守れと親父は言うけれど
 明日に向かって歩く、でも
 あきらめきれない、これは…なに?





いいなと思ったら応援しよう!