「テルーの唄」と音の不思議
個人的に大好きなジブリアニメ「ゲド戦記」の中で、さらに心を打つのがテルーの唄ですね。
物語も選曲もキャスティングも、とにかく「ゲド戦記」は最高です。
※せっかくなので、「テルーの唄」を流しながら、本記事を読み進め頂けると、より一層楽しめるかと思いますので、まずは再生してからスクロールお願いいたします。
この作品に採用されている「テルーの唄」ですが、その歌詞も物語に見事にマッチしていて、歌声も曲全体の雰囲気も神秘的で美しく、胸を打ちます。
一時期、とても素晴らしい歌だなあと感じて聞き入っていました。
一方で、別角度から日本の歴史やら、世界史やら、宇宙やら、陰謀論に渡るまで、色んなことに興味があった私は、ある時に衝撃的なことに気付きました。
特に、日本では古来より言霊というものがあり、そこに見えない力があるとも言われています。
また、言葉という音の羅列から、自分たちでは良くわからない心地よさや、不快感なども感じる感受性も私たちは持ち合わせています。
特に日本では、言葉の扱い方は重要視されていたり、遊んだりする文化があります。
百人一首であったり、川柳であったりと、言葉を使って遊ぶのが上手いようです。
日本語ラップが流行った頃も、元々昔から「言葉遊び」の文化があった日本人にマッチする新しいジャンルの誕生とも言われていました。
それくらい、私たちは「言葉」に重きを置いて、そこから様々なものを感じ取ったり、想像したりしながら生きています。
その、言葉遊びの中でも最も主流となるのが、五文字(五音)と七文字(七音)の組み合わせです。
この、五音と七音が、なぜ心地よく聞こえるのはわからないですし、誰も証明は出来ないのですが、ひとつだけわかる真実は、「確実にそれは心地いい」ということです。
説明はつかないのですが、何故だか私たち日本人は、五音と七音の組み合わせを聞くと、気持ち良くなるのです。
ここで、話を戻してみます。
美しさに魅了される「テルーの唄」を思い出してみて下さい。
美しさのポイントとなるのは
・手嶌葵さんの歌声
・歌詞の内容
・ゲド戦記という物語の背景
によるものが表面的に感じ取れるものなのですが、実はそれだけではないことに、私は気が付いてしまい、鳥肌が立ちました。
偶然なのか、意図してなのかはわかりませんが、この「テルーの唄」の歌詞をもう一度よく見てみましょう。(気付いてたらスミマセン)
そうなんです。
「テルーの唄」の歌詞。
全てが五音、七音で区切られてるんです。
そりゃ、心に響くわ!
たまたま気づいたことなのですが、私はこれに気付いた時には、衝撃が走りました。
ま、今回の記事はこれだけなのですが、気付かなかった、知らなかったという方へ、同じように新たな感動を味わって頂けたらという思いでの発信でした。
今日も、ありがとうございました。