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日本神道と神社の関係をちょっと調べてみたよ!神社が好きなの😌

神社巡りをしながら、御朱印を貰って🎶
御祭神様の説明を読んでいると、沢山の神様達を知ることが出来てそれも楽しみの一つ✨
でも、不思議なのは日本神話?のお話しには2種類ある。
何なら、登場する神様も違ったり、描写が違ったり・・・
そんなところも、サクッとご紹介!


『古事記』と『日本書紀』

『古事記』と『日本書紀』は、神社や日本神道に深い関係があります。これらの書物に記された神話や歴史的記述が、日本神道の神々や信仰の根本を形作っているからです。以下では、その関係について解説します。


1. 神社と神話の繋がり

神社は、特定の神々を祀る場所であり、その神々の多くは『古事記』や『日本書紀』に登場する神話に基づいています。これらの書物で語られる神々は、実際に日本の神社に祀られ、信仰の対象となっています。

  • 『古事記』と神社 『古事記』は、主に神々の誕生や活躍を描いた神話を多く含んでおり、神社で祀られている神々の起源を知るための基本的なテキストとなっています。たとえば、**天照大神(あまてらすおおみかみ)**が伊勢神宮に祀られていることや、スサノオが出雲大社に祀られていることなどは、『古事記』の神話に基づいています。これにより、神社と神話が直接的に繋がっています。

  • 『日本書紀』と神社 『日本書紀』も神々の物語を含んでいますが、より政治的・歴史的な観点からも記述されています。日本書紀に記された神々や歴史的事象は、神社の創建理由や儀式の由来にもつながることが多く、神道の歴史的な背景を理解するために重要です。

2. 日本神道における神々の地位

神道は、自然崇拝や祖先崇拝が基盤となる信仰で、神社に祀られる神々の多くは『古事記』や『日本書紀』で語られる神話に由来します。これらの書物が示す神々の系譜やエピソードが、神社における神の地位や重要性を決定づけているのです。

  • 天照大神(あまてらすおおみかみ):『古事記』と『日本書紀』の両方に登場する太陽の女神で、神道の最高神とされます。彼女は伊勢神宮の主祭神であり、皇室の祖神としても崇められています。このように、天照大神を祀る神社が全国に存在し、彼女を中心とした神話が神道の根幹を支えています。

  • スサノオ:天照大神の弟であるスサノオは、乱暴な性格ながら英雄的な存在で、出雲大社など多くの神社に祀られています。彼の活躍や試練は『古事記』と『日本書紀』に詳述されており、その物語が信仰の対象となっています。

3. 神話が神社の儀式や祭祀に与える影響

『古事記』と『日本書紀』に記されている神話や歴史は、神社で行われる儀式や祭祀にも大きな影響を与えています。神話に基づく行事や祭りは、神社で行われる重要な儀式の中心となっており、その起源や意味を理解する上でこれらの書物が重要です。

  • 伊勢神宮の例
    伊勢神宮では、天照大神が天孫降臨(天の神が地上に降り立ち、天皇家の祖先を定めたという神話)を祝う祭祀や儀式が行われています。これらの祭祀の背景には『古事記』や『日本書紀』の神話が存在します。

  • 出雲大社の例
    出雲大社で行われる「神在祭(かみありさい)」は、全国の神々が一堂に会するという『古事記』に記された神話に由来しています。この祭りは、神々が地上に降臨する瞬間を祝うもので、神社の儀式として重要です。

4. 神道の神話的世界観の形成

『古事記』と『日本書紀』は、神道の世界観を形作る上で重要な役割を果たしており、神々の起源や関係性を示しています。神道における神々の相互作用や天皇家の神聖性を理解するために、これらの書物は欠かせない存在です。

  • 天皇と神々の関係
    『古事記』と『日本書紀』では、天皇は神々の末裔として位置づけられており、特に天照大神の子孫としての天皇家の神聖性が強調されています。このような神話的背景は、神道において天皇が神聖な存在とされる理由の一つです。

まとめ

  • 『古事記』と『日本書紀』は、神社に祀られる神々の神話的・歴史的背景を提供しており、日本神道の基盤を形成しています。

  • 神社で行われる儀式や祭りも、これらの書物に記された神話や歴史的事象に基づいているため、深い関係があります。

  • 神道の神々や天皇家の神聖性を理解するためには、『古事記』と『日本書紀』の神話や歴史的記述が不可欠です。

これにより、神社での信仰や儀式の意義を理解し、神道の神々への信仰がどのように形作られてきたかを学ぶことができます。

『古事記』と『日本書紀』の神様の違い

『古事記』と『日本書紀』には共通する神々も多いですが、それぞれに登場する神々や描写が異なる場合もあります。ここでは、主に両方に登場する神々や、どちらか一方にのみ登場する神々について解説します。

1. 両方に登場する神々

『古事記』と『日本書紀』の両方に登場する、主要な神々をいくつか紹介します。

  • 天照大神(あまてらすおおみかみ)
    太陽の女神で、天皇家の祖神とされる日本神道の最高神。天岩戸のエピソードなど、両方の書物で重要な神話に登場します。

  • スサノオ(須佐之男命)
    天照大神の弟で、嵐や海の神とされています。乱暴な振る舞いをしながらも、ヤマタノオロチ退治などの英雄的な行動を行います。彼も両方に登場し、出雲大社で祀られています。

  • イザナギ(伊邪那岐)とイザナミ(伊邪那美)
    天地創造に関与した男女の神で、日本列島や多くの神々を生み出した存在。『古事記』と『日本書紀』の両方において、天地開闢(てんちかいびゃく)の物語で重要な役割を果たします。

  • 神武天皇(じんむてんのう)
    日本の初代天皇として神話の中心人物。天照大神の末裔として描かれ、天皇の祖先として位置づけられています。神武天皇も両方の書物に登場し、天皇制の神話的な起源を示す重要な存在です。

  • 月読命(つくよみのみこと)
    天照大神の弟で、月の神とされる神。彼も『古事記』と『日本書紀』の両方に登場しますが、神話の中での役割は比較的少なく、天照大神やスサノオほど多くは描かれていません。

2. 『古事記』にのみ登場する神々

『古事記』はより物語的・神話的であり、特定の神々やエピソードが独自に記されています。そのため、以下のような神々は『日本書紀』には登場しない、もしくは詳細に描かれていない場合があります。

  • ウケモチ(保食神)
    食物の神で、『古事記』に登場しますが、『日本書紀』ではこの神の記述が見られません。ウケモチは天照大神に食物を提供するために自らの身体から食べ物を生み出す神として描かれています。

  • オモイカネ(思兼神)
    知恵と策謀の神で、天照大神が岩戸に隠れた際に策を授けた神として登場します。『古事記』では彼の役割が詳述されていますが、『日本書紀』ではほとんど触れられていません。

  • サルタヒコ(猿田彦命)
    天孫降臨の際に道案内をした神で、道開きの神としても知られています。『古事記』に詳しく記されているが、『日本書紀』ではその描写が簡略化されています。

3. 『日本書紀』にのみ登場する神々

『日本書紀』は、より歴史書としての側面が強く、政治的な意図が反映されているため、『古事記』にない神々や異なる解釈の神々も存在します。

  • 国常立尊(くにのとこたちのみこと)
    日本神話の天地開闢において最初に現れる神ですが、『古事記』には登場せず、『日本書紀』において記録されています。この神は天地が初めて生まれた時に登場し、宇宙の創生に深く関わっています。

  • 大国主(おおくにぬし)
    出雲地方の神で、国づくりの神として非常に重要です。『古事記』にも登場しますが、『日本書紀』では特に国土開発や政治的な側面での記述が強調されており、その政治的意義が強調されています。

4. エピソードの違いによる神々の描写

同じ神が登場しても、『古事記』と『日本書紀』ではその描写や役割が異なることもあります。これは、それぞれの書物の編纂目的や視点の違いによるものです。

  • 天照大神とスサノオの関係
    両方の書物で天照大神とスサノオの対立は描かれていますが、『古事記』ではより物語的に、スサノオの乱暴な行動やその後の贖罪が強調されます。一方、『日本書紀』ではスサノオの行動がやや控えめに描かれ、政治的な意味合いが強調されています。

  • 天地開闢(てんちかいびゃく)
    『古事記』と『日本書紀』の天地開闢の記述は大きく異なります。『古事記』ではイザナギとイザナミの神話が中心に描かれていますが、『日本書紀』ではより多くの神々が創世に関わる姿が描かれています。


まとめ

  • 両方に登場する神々には、天照大神、スサノオ、イザナギ・イザナミ、神武天皇、月読命など、日本神話の中心的な存在が含まれます。

  • 『古事記』にのみ登場する神々には、ウケモチやオモイカネ、サルタヒコなど、物語的な神々が多いです。

  • 『日本書紀』にのみ登場する神々には、国常立尊のような創世神や、国づくりに関する神々が含まれます。

  • 同じ神が登場しても、描写や役割が異なる場合があり、両方の書物を比較することで、日本神話や神々に対する理解が深まります。

このように、各書物に登場する神々を比較することで、古代日本の神話体系や信仰の多様性を理解することができます。

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