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英エコノミスト誌2020年5月の記事 No.12~17

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#新型コロナウィルス

コロナはグローバリゼーションを葬ったのか:後編(2020年5月16日)

The Economist(2020年5月16日号)のLeaders記事「Goodbye Globalisation(さらばグローバリゼーション)」の和訳(後編)です。いつも力強い意見の提示で締めくくられるLeaders記事が、今回は嘆き調で終わっているように思えて気になります。もう長いことグローバリゼーションの衰退を警告してきたのに、受け入れられないままこのパンデミックというノックアウトパンチをくらってしまった、とでも言いたげに。。。「だから世界のリーダーよ、今度こそ目を覚

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コロナはグローバリゼーションを葬ったのか:前編(2020年5月16日)

The Economist(2020年5月16日号)の表紙タイトルはずばり「Goodbye Globalisation(さらばグローバリゼーション)」。Leaders記事は、この十数年にわたって続いてきたグローバリゼーションの衰退が、新型コロナウィルスの感染拡大でさらに進むと考えているようです。ワン(金融危機)、ツー(米中貿易戦争)、そして3発目のボディブロー(パンデミック)を食らい、危うしグローバリゼーション!今日は前半部分を共有します。 英語原文は、以下からどうぞ:

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金融市場と実体経済の乖離:後編(2020年5月7日)

こんばんは。昨日に続き、今週のLeaders記事の後編を共有します。The Economistは、現在の米国の株高を景気回復の兆しと楽観視するのは主に3つの理由で危険だと指摘しています。一つは感染拡大の第二波がやってくる可能性が高いこと。二つ目は歴史的な好景気が続いた後で巨額会計不正が発覚するかもしれないこと。そして最後が、巨額な財政支出に対する政治的な揺り戻しが予想されること。これらが市場をまた一気に冷え込ませることは十分にあり得ると考えているようです。  英語原文は、以

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金融市場と実体経済の乖離:前編(2020年5月7日)

今週(2020年5月9日号)のLeaders記事は、米国での金融市場と実体経済の乖離を指摘しています。米国では政府の財政出動のおかげもあって株式市場はわりと持ちこたえているけれど、それはごく限られた一部の大企業の株価好調に支えられての話であって、この先も今の市場ムードが続くとは限りませんよ、という警告のようです。今日は前半部分を共有します。 英語原文は、以下からどうぞ: 以下、マイバージョン和訳です: 金融市場vs.実体経済:市場と経済がかけ離れた現状は続かない 202

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