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maryk
たまには怒りの発露を
昨日は先方の取引先から無理な要求をされたので、皆のいるまえで怒りを発露させてしまいました。
この取引先に関しては、大事な顧客ではあるものの、ある意味、自分の居所の良さに胡坐をかいて、万事、ゆるい体質であり、行き当たりばったりで物事を決めて、急に要求をしてくるということがあります。
関係を悪くすると、他の取引でもお世話になっている相手でもあるので、着地点としては穏便に済ませるしかないのですが、その前に要求してきた内容が、僕の部門の問題というより、別な取引先に迷惑をかけるような内容でした。
そこは力関係を考慮し、別な取引先に無理のない程度に調整を図りましたが、直前になって更なる無理な要求、これは組織の力関係を超えて、ハッキリできないことを言う必要があるし、心底そのわがままな、というか、相手を理解しない言動に、僕の内なる怒りの導火線に火がついてしまった次第です。
まあ、周囲の人には悪かったとは思いますが、力関係を慮るあまり、なんでも無原則にハイハイと受けていては、こちらも拠って立つ処がなくなりますし、無理な調整が次も叶うものだと思わせるのは、そういうゆるい相手には教育上良くない。
ねじ込んだ話は、関係各処が無理をして対応をすることになるので、結果的にあちこちからの跳ね返りに受け身が取れず、皆でエネルギーを浪費してしまいます。
力関係の明らかな相手との全面戦争に突入するのは危ういですが、少なくとも一度は刀を抜き、少し相手をビビらせるぐらいのことはして、拠り所を明示する、そうした所作は、組織の長としての役割かと思います。
怒りの発露を、やや自己正当的に語りましたが、事態を破滅させることのないコントロールされた怒りは必要では、という話をしてみました。