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酒と肝臓

いろんな理由があって去年の秋ごろからはじめた減酒と糖質制限で15kg減(88kg⇒73kg)したので同じような状況の方がいたら参考になればと思う次第。

細かく入力し出したのは3月あたりから

・飲酒はほぼ毎日
日本酒、ビール、ワイン、ハイボール、ウイスキー、焼酎、醸造酒でも蒸留酒でもなんでもガブガブ飲んだ。空きっ腹にアルコールを注入するととにかく酔えるのでそれが楽しみで飲んでた。もはや味とか分かってないし財布へのダメージもやばいが全てを無視してとにかく飲みまくっていた。限界である。燃えないゴミの日には大量の酒瓶と缶を二日酔いの朝に出していたのを思い出す。

・γ-GTP300超え
健康診断では毎回再検査との診断。ネットで調べても数値は高くても特に問題はない、という無根拠な言説を頑なに信じ飲みまくった。数値といえば酒のアルコール度数は気にするが肝臓の数値はガン無視していた。

精密検査を受けろとのコメントがあった

・体重は88kg周辺を常にキープ
身長が約175cmなのでそこまで極度な肥満というわけではないがそれでもいわゆるBMIは基準値をはるかにオーバーしている。スーツもどんどんぴちぴちになりズボンのベルトは最終防衛ラインに近づいてくる始末。

・食事は炭水化物中心
揚げ物と肉と寿司、ピザ、出前館のカツ丼、天丼、マックのバーガーはランチでも2個食っていた。サイゼリアではパスタ、ピザ、ミラノ風ドリアに赤ワイン、そら太るやろ。とまあそんな感じでデブ活していたわけだがきっかけは睡眠障害である。健康診断の結果は気にしなかったがどうも昼間の睡魔が辛すぎるレベルで続いていて普通に仕事に支障をきたしており(某配信サイトを朝まで延々見続けるという夜更かししすぎ問題もあるが)、ともかく一回睡眠のクリニックを受診してみることにした。

・謎の検査キット1万円
すごい早口の先生に睡眠障害について聞かされふむふむと聞いてるうちに簡易検査が出来ますよという話になり、あれよあれよという間にとにかく調べてみることになった。これはこれでテープを顔面に貼ったり、ケーブルを装着したりいろいろ難儀した挙句うまく計測できてなくて測り直しになったりまあ大変だったのだが、結果としては驚愕の『睡眠時無呼吸症候群』中等症であった。まあ大したことないやろとたかを括っていた分なかなかにショックな結果だった。この頃からようやくビビり始める(笑)。

・減酒、ノンアルコール
とりあえず痩せないと死ぬのだなと分かったので医者の言う通りとりあえず酒を減らすところから始めた。まだなぜ酒で太るのかよく分かってなかったが、とにかくいきなり断酒というのは絶対に反動がくるなとわかりきっていたので減酒にした。あくまでアルコールは禁止ではないよというスタンスにした。あれだけガブガブ飲んでいたのに大丈夫かな、マジで手とか震え出すのではとか思ったがそうはならず、むしろ世界にはノンアルコールのお酒テイストな飲料がめっちゃいろんな種類置いてあるのである。これには驚いた。普段見向きもしなかったノンアルコールの棚をむしろ食い入るように見ていた。ワインもビールもおいしいノンアルコールが様々な企業努力により意外にもかなり豊富だったのでそれこそ普段お酒を飲まない方にも十分に楽しめるかと思いますのでいくつかお薦めを貼っときます。

オピア

ノンアルコール飲料も様々な製法があるらしい

以下3つはノンアルコールビール
龍馬
ヴェリタスブロイ
ハイネケンゼロ

・ベジ生活
自身の性格もあるが熱しやすく冷めやすい飽き性なのだがノンアルブームは2ヶ月ぐらい続いたと思う。この頃の体重変化を記録していないがじわじわ減っていたように思われる。そして食事も同時に以前の炭水化物中心から野菜中心に代えた。インドの食卓という新書があるのたが、そこにインド人のいわゆるベジタリアンの人々が何を食べているのかという項目がかなり面白かったので、ノンアルコールと同じくちょっと試しにやってみようかなという興味本位で普段の食事に取り入れてみた次第である(基本こういうスタンスで生きているようだ)。で、何を食べていたかといえば、おつとめ野菜のキャベツ、ブロッコリー、タマネギ、シイタケ、ナス、菜の花、もやしなど。あとは納豆、豆腐、大豆、サバ缶、いわし缶、ホールトマト、スパイスなど。米や麺、小麦粉、肉、揚げ物はかなり意識的に避けたが魚はOKにした(天ぷらは避けた)。これらは財布にもやさしい。

インドの食卓 そこに「カレー」はない (ハヤカワ新書)

・肝臓、糖質、血糖値
3ヶ月ぐらい続けたあたりで体重は10kg減ぐらいにはなっていたはずである。でこれはとりあえずの結論なのだが、いままで述べてきた根本原因は要するに『糖質』なのである。どういうことか。

2~3か月目あたり

 糖尿病という病気がある。この病気の詳細ついては触れないがとにかく地獄の日々が待っている。罹りたくはないものである。ではなぜ罹るのかそれはその名の通り糖分の摂りすぎによる肝臓へ過度な負担、肝臓ハラスメント、肝臓いじめ、肝臓ネグレクト、ブラック企業の従業員の如く24時間365日延々と働かせ続けられた挙句限界を迎えてしまい肝臓本来の機能を果たせなくなる。軽く調べたところでも肝臓という消化器官の仕事はかなり多いらしい。体内のあらゆる毒素を抜いたり消化したりいろんなバランスを整えたりしているらしい。まさに社内の各部署に連絡をとり調整したりしている不在だとまじ困る奴である。なのに唯一そいつにしか出来ない仕事があるのだ、体内というのは属人化が極まっているブラック企業なのか。そのタスクがアルコールの分解である。やばい。要はめっちゃ仕事溜まってるやつを【即対応】アルコール分解のタスクにしかアサインできず、延々それにかかりきりで他部署への連絡やらなんやらを放っておいて延々アルコール分解部屋から出てこないのだ。オワタ。
 その間に溜まった毒(仕事)はどこへいくのか、むろんどこへもいかずに延々溜まっていくのである。それが脂肪である。肝臓というのは脳より基礎代謝が高いらしくヒトの臓器で一番エネルギー消費が高いらしい。そりゃ休まないのだし当然か。ともかく酒で太るのはこれが主な原因だろう。もうひとつが血糖値だ。血糖値もまたバランスが重要で高すぎても低すぎても良くない値らしい。そして上げるには糖分が必要なのたがこれも急に上げると良くない。これは限界生活中に頻繁に起きていたのだが、とにかく昼食後の眠気がえぐいのだ。眠すぎる。昼寝しないと持たないレベルでとんでもない睡魔に襲われていたのだが、あれは今思えば炭水化物過剰摂取による血糖値スパイクが発生したことによる、インスリン大量分泌による、低血糖状態が起きていたと思われる。ヒトの体内は常に監視の目が光るデータセンターのようなものでセキュリティリスクを検知する仕組みが張り巡らされていてウイルスなどのら侵入者がいれば即排除するし、何かしら基準値を超える物質が増えればバランスを取って減らそうとする。これをホメオスタシス(恒常性)というらしい。あってる?(ドーパミンも同じようなもの)なので血糖値が急上昇すればそれを下げなければ!となり膵臓にインスリンの大量の注文が入り、製造ラインがフル稼働し出すのだが、ここでちょうどいい量を生産すればよいものの、作りすぎ問題が発生する。要はまた在庫問題である。過度な発注により血糖値を下げる分以上のインスリンが納品されてしまうのである。売れるからとりあえず注文せえ!みたいな感じである。結果余ったインスリンはなんとそのまま脂肪になるそうだ。そら太るわ。そして冒頭の糖尿病の話もこのインスリンが日頃の不摂生などが原因で常日頃大量に投入されることにより耐性がついてしまい効かなくなってきて血糖値が下がらなくなることによりあらゆる不調に見舞われるというもの。ああ恐ろしや。

・結論
世界は肝臓でてきている、肝臓にブルシットジョブを与えてはいけない理由が明らかになったところで、肝臓をパワーアップさせるアイテムというものがあるらしくここが今注目しているところである。
・ミラグレーン
・ミルクシスル
・クルクミン
いろいろ調べてると豚の肝臓やら牛の胆石やらマリアアザミとかいう植物が肝臓力を回復させるらしくこのあたりはある程度続けた結果を再度γ-GTP計測したいところだが果たして基準値へは辿り着けるのだろうか。とりあえずどうも体重は糖質制限だけではこれ以上減らなそうなので採血して別の数値の進捗が知りたい。飲酒習慣が戻りつつあるので再度注意喚起。

ネットだと転売屋のせいで割高なので非推奨、正規販売店で定価で買えた

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