茶の湯の本たち#113 伝来・付属品がわかる 中興名物茶入
読み易さ ☆☆ (三点満点中)
中興名物が絵で紹介されています。鑑賞ポイントや由来などが説明されていて、美術館の説明よりも充実しています。予習復習用におすすめです。
このシリーズについて
茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。
今回の本はこちら
おすすめポイント
中興名物の絵が添えられており、見どころが明確で分かりやすいです。
茶入の付属品として、箱や挽家(ひきや、茶入を収納する木製の容器)、仕覆の説明が記載されており、茶道に興味がある方だけでなく、芸術に関心のある方にも楽しめる内容となっています。
中興名物は一般的に小堀遠州にゆかりのある茶道具と理解されていますが、その厳密な範囲は不明確とされています。その理由は、遠州の没後百年以上経ってから松平不昧が「中興名物」という言葉を用いて茶入を分類したため、これらが実際に遠州によって選定されたものではないからだそうです。
読んで思ったこと
今回紹介されているような茶入をたくさんみることで審美眼が養われると思います。価値が高いものとそうでないものは、何が違うのか感じてみたいです。
ということで、
本書で登場する茶入を所蔵している美術館
根津美術館、MOA美術館、藤田美術館、永青文庫、荏原畠山美術館、静嘉堂文庫、サンリツ服部美術館などなどです。
知らずに中興名物を見ている可能性があります。
こちらにいくつかまとめていますので、よろしかったらご覧ください
最後までご覧いただきありがとうございました 😀
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