一日の疲れをリセットするアイスの魅力。
食事のあと、くちが甘いものを求めてくる。
チョコ、カステラ、クッキー…
なんでもいいんだけど、アイスだとなおよし。
* * *
最近、仕事が立て込んでいて、
帰りが遅い日が続いています。
21時過ぎに帰宅して、仕事スイッチをOFF。
ゆっくりと晩ごはんを食べ始めます。
味わって、噛みしめて食べるもんだから、
あれよあれよと時間が過ぎていきます。
ご飯を食べ終えて食器を洗い、ひと段落。
(ああ、甘いものが欲しい…)
お腹ではなく、脳と心が強く求めます。
(何食べよう… やっぱりアイスが食べたい)
そう脳が思ったとたん、くちのなかは“アイス”一色。
他のものは受け付けなくなります。
とはいえ、すでに22時。
アイスのへ欲望と罪悪感が
ソフトクリームのように渦巻きます。
(困ったな…)
悩んでいながら、体は冷蔵庫へ向かいます。
(とりあえず”見るだけ”)
と言い聞かせ冷凍庫をのぞき、アイスを取り出してみます。
ここまでくれば、もう、アイスのへ欲望の勝利!
(今日も一日がんばったし)
自分に言い訳しながら袋を開けると
アイスを掲げて乾杯。
今日あった良いことも、悪いことも
甘くて冷たいアイスとともに溶けていきます。
今日のうれしかったことは心に浸透させて、
苦い記憶は甘いベールで包んで溶かして。
これでリセットされて、明日もがんばれる。
おやすみアイス、ありがとう。