幸せな空耳に心を寄せて【育児を楽しむヒント】
生後7ヶ月の息子が、
「ありゃりゃ」「あじゃーだん」とか、
言葉を発するようになってきました。
ある日、遠方に住む両親とビデオ通話をしていたときのこと。
息子を写して話していると、急に父が
「今、おじいちゃんって言ったなぁ。」
と言うのでびっくり。
私の耳にはいっさい聞こえなかったんですが
父の耳にはそう聞こえたみたいです。
なんと幸せな空耳。
いままで3回しか会ったことがないのに
「おじいちゃん」って言わないと思うのですが。
父があまりにうれしそうだったので、
強く否定せずそっとしておきました。
実は「孫」というカテゴリーにまったく興味がなかった父。
それが今では180°変わって興味津々です。
写真を見ては話しかけたり、
かわいいからモデルになれると言ったり、
たびたび「子育て支援」をくれたり。
孫の可愛さに気づくと同時に、
子育てに関わらず仕事ばっかりしていた
若かりし頃を思い出して反省していました。
家族が何を言っても変わらない頑固な父が、
孫に触れて自らを顧みることができるようになるとは。
孫パワー、偉大なり。
* * *
息子が何を思って何を言おうとしているのか
私たちには分かりませんが、
育児が楽しくなるように、都合よく受け取って
思い込んめばいいんだ、って気づきました。
最近はよく「あたーたん」って言うので、
勝手に「『おとうさん』って言ってるね。」
と、夫と幸せな思い込みを楽しんでいます。
これって他人に対してもきっと同じで、
相手の反応や言葉を、いいように受け取って
幸せな思い込みをして、楽しく過ごせたらいいですね。