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短歌:秋の街

赤じゃない色を探して街歩き 季節の色は赤だと悟る/銀猫
あかじゃないいろをさがしてまちあるき きせつのいろはあかだとさとる

 各種投稿やXの短歌活動への参加で、noteに載せていない歌がけっこう増えて来たので、今後載せていこうと思います。

 紅葉の季節が近付いてきました。わたしが住む地域では、周辺の山の方は見ごろに近づいてきたでしょうか。街中は、ナナカマドの実は赤くなっていますが、紅葉はもう少し先。かの有名な大学構内の銀杏並木の見ごろは、10月29日以降と予報が出ています。

 銀杏並木はもちろん紅葉ではなく黄葉で、この街でもっとも秋らしい景色と言ってもよいと思いますが、秋の色づきで頭に浮かぶのは、わたしの場合は赤ですね。

 赤と言ってもいろいろな赤があって、その木々の葉の重なりで見られるグラデーションは美しいなあ、と、見るたびに思います。四季のある国に生まれてよかった。

 10月最終週に、降雪前の最後のロングドライブに行くつもりなので、その折にもどこかで秋の景色を楽しんで来られると思います。さて、どこまで行こうかな。どこの峠もおそらく初雪を迎えたあとだと思うので、気を付けなくては。

 この短歌は、2023年のNHK短歌テキストの#短歌写真部(テーマ:赤)への応募作品(不採用)です。毎月投稿していますが、相変わらず狭き門。レベルが高いです。


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北乃銀猫
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