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短歌:背中を押してくれた歌

あの頃にあの歌に出会わなかったら僕はいまここにいないだろう/銀猫
あのころにあのうたにであわなかったらぼくはいまここにいないだろう

 この短歌は、短歌マガジン(次世代短歌)【一文字短歌】10/28 一字題「歌」に投稿したものです。

 で、わたしにとってのそれは、UP-BEATの「Weeds & Flowers ~最後の国境~」という曲です。

 バカみたいにいろいろなことに悩んでいた頃、学業にも進路にも、恋愛にも将来にも家族にも、自分の存在意義にも悩んで身動きが取れなかった頃に出会った曲です。

 彼らは、ボーカルの広石武彦さんのルックスからビジュアル系だと思われがちだったでしょう。でも、ポップなラブソングも歌うけれど、骨太なロックも歌うバンドでした。

 歌詞がいいんですよね、この曲は。何度も何度も聴いていたら、「ああ、別に自分は自分のまんまでいいんだなあ」と思えるようになっていきました。

 いまでも、悩みごとが目の前にあって動けなくなったときに、この曲を聴くようにしています。沁みます。

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北乃銀猫
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