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rarisuzuki
短歌:空虚から再生へ
くしゅくしゅと朝顔の実が崩れゆき空虚が次の季節を手繰る/銀猫
くしゅくしゅとあさがおのみがくずれゆきくうきょがつぎのきせつをたぐる
朝顔が好きだという話は、歌とともに何度か記事にしました。今年も、朝顔の花は大いにわたしを楽しませてくれました。
そして、晩秋は種の収穫の時期です。
指先にほんの少し力を入れるだけで、実は崩れ種がこぼれます。次の世代へ繋ぐ大切な遺伝子なのに、茶色くなった枯れ具合が何とも虚しさを孕んでいるように見えてしまうのです。
しかし、種たちはこれから寒い冬を越え、春の陽のもとでに土に潜れば、また花を咲かせてわたしを楽しませてくれることでしょう。
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