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短歌:恋

毎日が楽しくなるのが恋ならばいまでも恋をしてるよ僕は/銀猫
まいにちがたのしくなるのがこいならばいまでもこいをしてるよぼくは

 12月8日のNHK短歌は俵万智さんの回で、テーマは「恋」でした。
 番組の最後の方で「恋とは何ぞや」という話題になって、ゲストの泉里香さんが、

「毎日楽しくなるのが恋」

との名言を。実際には、その前にもっともっと素敵なことをおっしゃっていたので、興味をお持ちでしたらNHKプラスでぜひご覧になってください。

 確かにそうですね。恋をすると毎日が楽しい。若かりし頃の恋を考えても、確かに楽しかったと思います。ウキウキした毎日でしたね。たとえ片思いであっても。

 省みて、いまの毎日はどうかというと… あのね、楽しいですよ、毎日。ほんとうに楽しい。

 持病が治りきらなかったり(そもそも完治を望むのが無理かもしれないけど。かなり回復したのでよしとすべきか)、仕事をしていなかったり(持病もろもろで辞めたが、専門性が極端で転職先がない)、実母が激重でいまだに振り回されていたり(それが原因でアルバイトすら難しい)、などと何かとありますが、そうであっても毎日は楽しいのです。いいことだと思いませんか。

 だからきっと、わたしはいまでもパートナーに恋をしているのだと思います。そんじゃないといっしょに住み続けるとか、やってられませんわ。ありがたいことだと思いませんか。

 ヘッダー画像は、黒百合です。なぜ黒百合かというと、花言葉が「恋」なんだそうで。ちょっと意外。
 でも、多くの花がそうであるように、黒百合にもいくつか花言葉があります。
 「恋」のほかには「愛」、そして「のろい」(これは「まじない」ではない)、「復讐」だそうです。恋や愛は、呪いや復讐と背中合わせってことでしょうか。なんかわかるぞ(笑)。

 恋は愛になって、愛が過ぎると呪いになって、呪いが成就するのが復讐、ということですね。古今東西、そういうことでしょう。

 わたしの恋は、死ぬまで呪いにも復讐にも縁がないことを望みます。

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北乃銀猫
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