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短歌:日常からの解放

ゴミの日と録り溜めドラマが支配するわたしを救ってアラブのプリンス/銀猫
ごみのひととりだめどらまがしはいするわたしをすくってあらぶのぷりんす

 わたしは、そもそも連続ドラマを継続して見られない人間でした。毎週、同じ時間にテレビの前に座ることができないのです。

 録画が一般的になって、次の試練は、その「録画できること」でした。週に一度のその時刻に間に合わなくても、あとで見ることができる。それが落とし穴で、結局は録画の山に潰されていきます。

 これを脱却したのは、録画媒体がテープではなくなったときです。すっぱり録画をやめました。そのときに見られないものはみない、という生き方に変えました。

 そんな経験を膨らませて妄想短歌にしたものが、今日の歌です。

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