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短歌:蝶のようにやさしく

喋の字は蝶と似ている君纏うオーラを言葉がひらり飛び交う/銀猫
ちょうのじはちょうとにているきみまとうおーらをことばがひらりとびかう

 今日は、いつもより記事が物理的に長いです(リンクや画像があります)。

 この間、ネットで見かけたマンガに誤字があって、「喋る」が「蝶る」と書かれていました。いま思えば、どうやって変換したんだろう?

 それはともかく、しゃべる(見間違えるのでひらがなにします)と蝶が飛び交うようで素敵な誤字だなあ、なんて思っていました。言葉というものの例えが、槍や刃物のような鋭く危険なものばかりではなく、蝶のようにやさしいイメージのものに例えられることが多いと、人類、しあわせになれそうな気がします。

 それで、丁寧に丁寧に、

「少年の周りにゴールドのオーラが出ており、そのオーラの周囲を蝶が何頭かひらひらしている。そんな絵を描けますか?」(原文ママ)

とAI様にお願いしたところ、このヘッダー画像を一発で描いてくださいました。やはり、具体性とお願いの仕方が出力満足度に比例するようです。
 ちなみに、全体はこのようになっています。ちょっと「マッシュル」っぽいな。わかるかたにはわかるネタ。

AI Copilot様に描いていただきました。

 ところで、蝶は一頭、二頭…と数えるんですよね。以前、NHKの「チコちゃんに叱られる!」で「頭と匹の区別」の話をやっていました。
 それによると、

「戦って勝てるかどうか、または特別な価値があるかどうか」

NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!(クリックでページが開きます)

とのことでした。蝶には特別な価値があるということなんでしょうね。リンク先の説明文中で、蝶が腸と誤字になっているところがあるのはご愛嬌ということで。

 チコちゃんのページでも説明がありますが、日本語にはもともと匹しかなかったところ、英語ではheadを使っているということから、頭という数詞ができたそうです。そのあたりは、こちらがとてもわかりやすい。

 蛇足ですが、この「レファレンス協同データベース」は無茶苦茶おもしろくて役に立ちます。仕事をしているときには、ずいぶん助けてもらいました。

 戻ります。
 匹と頭の使い分けについて他のサイトで調べてみると、チコちゃん説「勝てるかどうか」よりももっと単純に、「人間より大きいかどうか」と説明しているところが多い感じがします。こことか。 

 でもゆらぎはありますよね。猫の個体は一匹、二匹…ですが、複数匹を飼育していることを「多頭飼い」と言います。
 それに、勝てる/勝てないで分けるなら、猫に本気で敵意を持たれたとしたら、わたしは小型猫にも勝てないと思います。チワワに勝つ自信はありますが、飛び技を使うシンガプーラ(小型猫)には勝てないなあ(笑) 猫の運動能力は驚異的ですから。

 なんて、喋ると蝶でこんなところまで思考が発展してしまいました。何のまとめもオチもないのは、いつも通りです。

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北乃銀猫
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