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短歌:ポーカーフェイス
平然としてても好きがあふれてるハグしたときの16ビート/銀猫
へいぜんとしててもすきがあふれてるはぐしたときのじゅうろくびーと
知り合いから微笑ましい話を教えてもらいました。
わたしが住む街のダウンタウンの地下街に、ちょっと有名な立ち食い蕎麦屋があります。いつからあるのかわかりませんが、わたしがそのあたりに出入りするようになった頃には、ありました。
昼時には待ちが出て並ぶくらいの店ですが、少なくともわたしが学生の時分は、女子大生がひとりで立ち寄る感じではありませんでしたね。わたしは何度かひとりで食べに行ったことがありますが(笑)。かえって、大学の女友達を誘っていくなんてできなかったなー。
そんな立ち食い蕎麦屋ですが、昨今はイメージが変わったのか、何かがネットあたりで評判になったのか、以前のサラリーマンおじさんの店からやや変貌し、スーツケースを転がす旅行者が並ぶようになってきました。フツーの立ち食い蕎麦屋なんですけれどね。
そして、知り合いから微笑ましい話を聞いたのです。
学校帰りの高校生のカップルが、立ち寄っていたそうです。わたしには、それ自体が、
「へぇぇぇぇ! いまの高校生って立ち食い蕎麦屋に行くんだーーーーー」
という印象です。変われば変わるものです。
彼氏はすでに食べ終わっていて、彼女が一心不乱に蕎麦を食べていたそうですが、傍らに立っていた彼氏が、彼女の束ねていない長い髪が食べる邪魔にならないように、手でまとめて下がってこないように押さえてあげていたそうです。
いやー、初々しい青春のひとこま💛
なんかもう、その様子をこの目で見たかったな。見て、勝手にきゅんきゅんしたかった。
こんないちごカルピスのようなノンフィクションを聞いて、初恋を詠んでみたくなったのです。
なお、彼氏はなかなかのイケメンだったそうで。
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