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琴を弾くようにピアノを弾く

 楽器は、練習が必要な趣味です。例えば、スポーツ観戦やご朱印集めとは、この点がちょっと違いそうです。

 私は、noteの世界では、大人のピアノ・エレクトーン界隈にこそっと生息しています。みなさま、お忙しい中で何とか時間を確保し、毎日練習していらっしゃる印象です。思いの外用事に時間がかかってしまったときに「ああ、この時間練習できたのにな」なんて思ってみたり。泊まりの旅行は楽しいけれど、楽器が弾けない日ができてしまうことに焦ってみたり。私も、吹奏楽部時代、1日吹かないと取り戻すのに3日かかるなんて言われた気がします。

 練習できたら練習できたで、思うように上達しないことに悩みます。レッスンに行けば、さらった曲が合格になるかならないかでヤキモキし、合格したらしたで、次の曲の難しさに萎えてしまうこともあります。先生の方針との違いにモヤモヤするかと思えば、独学なら独学でこの練習方法であっているのだろうかと不安になります。

 発表会・コンクール・グレード。大変だって分かっているのに自分に課題を課し、自分を追い詰めて、いっぱいいっぱい緊張して、その先の景色を見に行くのです。


 趣味ですよ。大人の。



 みなさま、ほんとうに楽器に誠実なのです。私も、この界隈の片隅に、ひっそりと何食わぬ顔をして生息していました。

 それなのに私は、こんな記事を書いてしまいました。

 ハノンとブルグミュラーは、ペダルを使っていません。キーボードなら、床に置いてお座布団に座っても弾けてしまいます。何だかどきどきします。

 そうしたら、こんなコメントをいただきました。

 この文章に「なんのはなしですか」と叫んでいたので正解です。何度読んでも私には「なんのはなしですか」ですが、キーボードが琴のイメージに変化しました。それくらいのレベルです。

コニシ木の子様より

 お琴? 和風? そんなこと、考えたこともなかった。だってさ、キーボード床に直置き(=キーボードの位置は低い)だよ。でさでさ、お座布団に正座(=腕の位置が上がる)なわけじゃん。


手、鍵盤に届く?


 でもでも、せっかくのコメント。これはやはり検証せねば。


ぎり、届きました。


 でも、腰を曲げなければいけないので、きっと痛くなるし、長時間はムリだなあ。
 


ただ
その腰の角度が 非常にお琴っぽい
(個人的見解)


***

ピアノ(キーボード)は
床に直置きしてお座布団に正座して弾くと
お琴を弾いている気分になれる

なんのはなしですか

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